島根鷲神社
御祭神:日本武尊
相殿神:誉田別命・国常立命
奉斎神:須佐之男命・天照大御神
社格:旧村社
所在地:東京都足立区島根4-25-1
最寄駅:東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 西新井駅・竹ノ塚駅
URL:http://www.washijinja.jp/
御由緒:往古、入江の中で島の根の様に出た景勝地であった当地は、諸神が船で上陸した場所とされ、日本武尊が神々を尊び祀ったと伝えられる。
この事跡から日本武尊を称え「大鷲尊」「浮島明神」と称された。
1318(文保2)年に旧島根村の鎮守として中興され、大鷲神社と称された。
1413(応永20)年の大宮氷川神社高鼻家文書には、足利将軍家より寄進があったことが記されている。
1695(元禄8)年、村内に点在していた七祠のうち、八幡社(誉田別命)と明神社(国常立命)の二柱が合祀された。
また、1716(享保6)年10月28日には鷹狩りの途中であった江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が当社に立ち寄り、境内で開かれていた島根学問所を褒賞したと伝えられている。
1873(明治6)年7月7日、村社の指定を受けている。
当社に伝わる島根囃子や毎年11月の二の酉に奉納される島根神代神楽は、足立区の登録無形民俗文化財となっている。
西新井駅・竹ノ塚駅からともに1.5km弱。徒歩20分ほどだろうか。
各駅東側を通る都道103号線(旧日光街道)を、西新井駅側からは北上、竹ノ塚駅からであれば南下する。
旧日光街道沿いに、参道を示す石造の道標が立っている。
鳥居をくぐるとまっすぐ向こうに1956(昭和31)年9月の造営という、神明造の立派な社殿。
社殿右脇に境内社。
扁額には「三峰神社」と書かれているが、覆殿となっている中を覗くと、国魂大神・島宮天満宮・熊野大神も祀られている。
またいただいた由緒書きには靖国・吾妻・胡録・稲荷・月夜見・弁天なども奉斎、とある。
明神型鳥居は1802(享和2)年造で、区登録有形民俗文化財となっている。
さらに本殿脇には富士塚・島根富士。
浅間の社号は掲げられていないが、小御嶽神社(磐長媛命)、奥宮(木花開耶媛命)がそれぞれ小石祠にて祀られている。
境内には石造の大灯籠や、吉宗公が腰掛けたとされる将軍石などの見所も。
島根鷲神社 御朱印。初穂料300円。
境内右手の社務所にていただける。
なお、兼務社である竹塚神社・六月八幡神社・栗原氷川神社の御朱印も拝受可能。
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