腰掛稲荷神社

2015年10月8日


御祭神:豊受姫命
社格:旧無格社
所在地:東京都文京区目白台3-26-1
最寄駅:東京メトロ有楽町線 護国寺駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/03_bunkyo/3023.html
御由緒:徳川家康が鷹狩りの折、当地にあった榎の切株に腰掛け休憩したという。
(ただし、この逸話については家康ではなく徳川家光とする説も存在し、由緒自体の真偽も含め定かではない。)
後にこれに敬意を表して切株のそばに祠を創建し、腰掛稲荷と称されるようになった。
現社殿は2004(平成16)年に改修されている。

護国寺駅4番出口から不忍通りを西へ。
首都高5号池袋線の高架をくぐり、少し進むと左手に曲がる路地の奥に階段がある。
これを昇りきったところで左折、突き当たりに当社が鎮座している。


社地は大半が駐車場として利用されており、社殿は小規模。
しかしながら、奉納された幟旗が幾本も立ち並び、篤い崇敬があることが伺える。
駐車場側の入口に庚申塔が二基あり、左側の塔には「元禄三」の刻字が確認できる。


崇敬者より奉納されたという「菊花石(きくかせき)」が本殿脇に安置されている。
鑑賞石の一種で割った切面に菊花状の模様が現われる石。
岐阜県本巣市根尾松田字初鹿谷が産地として有名だが、その一部地域は特別天然記念物に指定されており採取が固く禁じられている。

腰掛稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
社殿左手の社務所にて拝受可能。