松島神社

2014年7月16日


御祭神:稲荷大神・伊邪那岐大神・伊邪那美大神・日前大神(天照大神)・北野大神(菅原道真公)・手置帆負神・彦狭知神・淡島大神・八幡大神・猿田彦神・琴平大神・天日鷲神(大鳥大神)・大宮能売神(おかめさま)・大国主神(だいこくさま)
社格:旧村社
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/02_chuou/2005.html
所在地:東京都中央区日本橋人形町2-15-2
最寄駅:東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅
東京メトロ日比谷線 人形町駅
都営地下鉄浅草線 人形町駅
都営地下鉄新宿線 浜町駅
御由緒:創建時期は不詳。鎌倉時代の元享年間(1321~1323年)以前と推定されている。
当地一帯は入り江であり小島が存在した。
下総国から柴田家の祖先(氏族の詳細は調べたが不明)がこの小島に移り住み、その邸内に諸神を勧請し、ここに掲げられた燈火が夜間航行の目標とされ航海の安全を得ていたと伝えられる。
1324(正中元)年3月2日夜、柴田家三男柴田権太に百難救助すべしとの神示があり、この奇得を遠近の諸人が信仰するところとなり、これにより正一位稲荷大明神の位記を奉られる。
1585(天正13)年2月13日住民の希望に従い、邸宅を公開し参拝の自由を許容せり。
島内には松が鬱蒼と生い茂っていたことに由来し松島稲荷大明神と称され、権太の木像を安置したことから権太大明神とも俗称されたという。
1657年に起きた明暦の大火以前、周辺は旧吉原遊廓を中心とした歓楽街を形成しており、人形細工職人、呉服商人、歌舞伎役者、芸妓等、芸能関係や庶民の参拝によりたいへん賑わった。
1713(正徳3)年新町が開設される際、その町名が当社社号に因み松島町とされた。
当時、社地周辺を埋め立て武家屋敷を造営するため各地から大工、左官、家具職人達が集められたが、そのまま土着した者も多く、町の中心に位置した松島稲荷に各々が出身地の氏神の合祀を依頼したため、結果として御祭神が14柱と、希に見る多さとなっている。
1874(明治7)年4月2日村社に列格され、1916(大正5)年6月10日、社号を松島神社と改称している。

水天宮前駅からであれば5番出口で地上へ出て、新大橋通りを横断し右に向かう。
二本目の角に郵便局があるのでそこを曲がると隣が松島神社である。
鳥居があるのでここが神社とわかるが、社地はビルの1階に組み込まれているため一瞬戸惑う。
社殿はガラス戸に仕切られた奥に納められている。

松島神社 御朱印帳。初穂料は松島神社の御朱印分含め2,500円。

松島神社 御朱印。初穂料各300円。
松島神社、日本橋七福神の大国神という二種類が授与されている。
混み合う時期もとっくに過ぎた頃の参拝だったが、ひっきりなしに参拝者が訪れる。

追記

松島神社には天日鷲神(大鳥大神)が祀られているため、11月には酉の市が開催される。
2015(平成27)年より11月限定で大鳥神社の御朱印も拝受可能となる。初穂料300円。