瀧野川八幡神社
概要
旧滝野川村の鎮守で、一説には鎌倉時代の建仁2年創建とされているが定かではない。
終戦直後まで社務所で東京種子同業組合の会合が開かれ、野菜の種子相場が取り決められていた。
御祭神 | 品陀和氣命 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都北区滝野川5-26-15 |
最寄駅 | 都営地下鉄三田線 西巣鴨駅・新板橋駅 JR埼京線 板橋駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/kita/5940 |
御由緒
正確な創建時期は不明だが、一説には鎌倉時代の1202(建仁2)年といわれる。
旧滝野川村の鎮守で、別当寺は瀧河山松橋院金剛寺(通称紅葉寺:北区滝野川3-88-17)だったことが「新篇武蔵風土記稿」に記されている。
明治初年には大塚天祖神社の神職が祠掌を兼務していたという。
1873(明治6)年、神佛分離に伴い分離独立し、同年7月5日には村社に列せられた。
明治から昭和初期にかけて、豊島区巣鴨から北区滝野川までの旧中山道沿いに野菜の種子問屋が多く立ち並び「種子屋通り」と称されていた。
滝野川八幡の社務所は終戦直後まで東京種子同業組合の会合場所として利用され、滝野川ごぼうや人参、練馬大根などの種子の価格が決められていたという。
境内紹介
最寄りのニ駅からはそれぞれ徒歩10分圏内。
ちょうど首都高中央環状線と国道17号線が合流する付近の北側の住宅街の一角に鎮座する。
なお、社地裏手からは縄文時代後期の住居址(滝野川八幡社裏貝塚)が発見されており、この地域が有史以前から拓かれていたことが判っている。
総欅造りの本殿は1885(明治18)年に、拝殿は1922(大正11)年にそれぞれ改築されている。
拝殿上部の彫刻は非常に緻密な造形で見ごたえがある。
北側にも参道があり、ここには1906(明治39)年造の狛犬が一対置かれている。
阿形吽形とも顔面が著しく欠損し、劣化が進んでいる姿は少し痛々しい。
境内社
境内末社として拝殿右脇に稲荷神社(倉稲魂命)・冨士神社(木花開耶姫命)・榛名神社(埴安姫命)の三社が合祀殿で祀られている。
御朱印・御朱印帳
御朱印
瀧野川八幡神社の御朱印は初穂料300円。
境内左手の社務所にて受けられる。
勝利の御神徳にちなんだV、そして平和(ピース)という二つの祈りがこめられているそうだ。
月次祭の御朱印
毎月朔日(1日)と15日の月次祭時には意匠が変わる。
初穂料700円で必勝祈願のステッカー御守付き。
夏越の大祓限定御朱印
2017(平成29)年6月には夏越の大祓限定御朱印が出された。
通常Vの字が記される箇所に茅の輪を模した印判、御神紋・奉拝印の箇所には青墨で「大祓」の浄書がなされている。
以前の御朱印
2015(平成27)年に拝受した御朱印。
御朱印帳
オリジナル御朱印帳は初穂料1,200円。
御朱印をデザイン化している。
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