深川神明宮

2016年5月7日

深川神明宮
御祭神:天照大御神
社格:旧郷社
所在地:東京都江東区森下1-3-17
最寄駅:都営地下鉄新宿線・大江戸線 森下駅
東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅
URL:http://www.fukagawa-shinmei.com/
御由緒:慶長年間(1596~1615年)、摂津国の深川八郎右衛門は一族を率いて当地に新田を開拓し、その屋敷内にかねてから所蔵していた「太神宮」と書かれた後土御門天皇のご宸筆一幅を奉斎し守護神としていた。
そして後に伊勢・皇大神宮の御分霊を勧請したのが創建とされ、以来深川総鎮守神明宮と称され崇敬を集めてきた。
1596(慶長元)年に八郎右衛門が開基、秀順法師が創立した泉養寺(のちに千葉県市川市へ移転)が江戸時代を通じて別当として奉仕していた。
明治に入ると、社号を天祖神社と改め、郷社に列した。
社殿などは戦災で被災した後、1968(昭和43)年に現社殿が造営されている。
昭和に入り第59回式年遷宮の際、神宮より御鏡・御太刀・御盾の御神宝が、第61回遷宮では内宮・東宝殿の御柱が撤下され、御神宝は本殿内に、御柱は儀式殿の玄関にそれぞれ安置されている。
深川神明宮 鳥居と社号標深川神明宮 手水舎
清澄通りを森下駅A7出口からは南へ約150m、清澄白河駅A1出口からは北へ350mほど進む。
森下1丁目と常磐2丁目の境界になる信号のない交差点で西に折れ、そのまま直進すると80mほどで社頭に至る。
両脇に神輿庫が立ちならぶ参道を進むと手水舎。
深川神明宮 拝殿深川神明宮 本殿
当地一帯の地名「深川」は深川八郎右衛門にちなむとされる。
江戸入府後、徳川家康が当地巡視の折、八郎右衛門を呼び寄せて地名をたずねた。
八郎右衛門は住む人も少なく地名無き旨を答えたところ、家康は八郎右衛門の姓「深川」をもって地名とするよう命じたと伝えられている。
このことから当宮では社地周辺を「深川発祥の地」と称している。
深川神明宮 寿老神社深川神明宮 和合稲荷神社
境内社は二社。
深川七福神の寿老神を祀る寿老神社と和合稲荷神社。
和合稲荷神社は神域内に祀られていた和合大神(伊邪那岐・伊邪那美)、稲荷大神(宇迦之御魂大神)ほか十柱を合祀した末社。
いずれも社殿右脇の社務所近くに鎮座している。
深川神明宮 御朱印深川神明宮 深川七福神めぐり 壽老神御朱印
深川神明宮 御朱印。初穂料500円。
前述の社務所に申し出ると受けられる。
深川七福神めぐり・寿老神の御朱印も通年で拝受可能の模様。