芝大神宮

2014年2月19日

芝大神宮

御祭神 主祭神:天照皇大御神・豊受大御神
相 殿:源頼朝公・徳川家康公
社格 准勅祭社・旧府社
鎮座地 東京都港区芝大門1-12-7
最寄駅 JR山手線・京浜東北線 浜松町駅
都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅
都営地下鉄三田線 御成門駅
URL http://www.shibadaijingu.com/

御由緒

芝大神宮は、「関東のお伊勢様」として関東圏での伊勢信仰における中心的役割を担ってきた神社で、古くは日比谷神明、芝神明宮、飯倉神明宮などと称されていた。
平安中期の1005(寛弘2)年、伊勢内外両宮を勧請して創建され、源頼朝は二度にわたり神領を寄進する等篤く崇敬した。
以降も歴代の有力武家である足利氏、太田道灌らからの崇敬を受け、豊臣秀吉や徳川家康も参拝している。
1598(慶長3)年8月、増上寺が当社の旧鎮座地へ移転するのに伴い、現在地へ遷座した。
江戸時代には将軍家・武家だけではなく一般町民の参拝も増加し崇敬を集めたが、度々大火により延焼し都度再建が行われている。
1868(明治元)年准勅祭社に指定されたが同制度は間もなく廃止され、東京府の府社に列格された。
1876(明治9)年1月、火災により社殿を焼失、翌1877(明治10)年3月には再建されたが、1923(大正12)年9月1日の関東大震災により倒壊・類焼する。
1938(昭和13)12月には完全再建されたが、1945(昭和20)年5月26日の東京大空襲により、またも焼失した。
戦後は1964(昭和39年)年9月12日までに社殿本殿等の再造営が完了している。
境内社については、1876(明治9)年1月の火災により焼失するまで境内外に下記の摂末社が鎮座していた。

出雲社(大国主命) 三島社(事代主命) 金刀比羅社(大物主命)
熊野社(伊弉冉命) 諏訪社(健御名方命) 浅間社(木花開耶姫命)
戸隠社(手力男命) 淡島社(少名彦名命) 八幡社(品陀和気命)
春日社(天児屋根命) 福寿稲荷社(宇迦之魂命) 住吉明神(大綿津見命)
氷川社(須佐之男命) 天満宮(菅原道真公) 氷川神社(健速須佐之男命)
実禄稲荷社(保食神) 弁天社(市杵島姫命) 皆田稲荷
産千代稲荷 潮干稲荷 智童稲荷
八官稲荷

関東大震災で被災後、1936(昭和11)年に末社殿を再建し合祀したものの、これも空襲で焼失した。
現在は全て本殿にて合わせ祀られている。

境内紹介

芝大神宮 社号標芝大神宮 鳥居
芝大神宮 生姜塚芝大神宮 貯金塚
参道は大門交差点のやや北側、国道15号線(第一京浜)に面したところから始まる。
鳥居と拝殿に至る石段。その両脇には生姜塚や貯金塚の石碑が立ち並ぶ。
芝大神宮 獅子芝大神宮 狛犬阿形
石段を上りきったところには、宝珠を載せた獅子さんと狛犬さん。
狛犬さんの足元には白磁の小さな狛犬さん。
白磁の獅子狛犬は授与品になっているので、授与所に申し出るとお頒ち頂ける(初穂料3,500円)。
芝大神宮 手水舎芝大神宮 神苑
芝大神宮 拝殿芝大神宮 本殿
芝大神宮 力石芝大神宮 力石説明
拝殿向かって左側に手水舎。右手が社務所。
境内はそれほど広くないが、手水舎付近の庭園は美しく整えられ、都会のオアシスの雰囲気を醸し出す。

御朱印・御朱印帳

芝大神宮 御朱印帳

芝大神宮 御朱印帳。初穂料1,200円。
東京十社めぐり御朱印帳(初穂料1,500円)なども置かれている。

芝大神宮 木製御朱印帳

2016(平成28)年春頃に頒布された木製御朱印帳。
11×16cmサイズで、のちに表表紙裏面に授与品「千木筥(ちぎばこ)」の印判が捺されている。
なお、日光杉の古材を使用した大判(12×18cm)の御朱印帳が新たに頒布されている。

芝大神宮 御朱印

芝大神宮 御朱印。初穂料300円。
御朱印帳、御朱印共に社務所にて頂ける。

限定御朱印

芝大神宮 朔日祈願御朱印 芝大神宮 例大祭御朱印 芝大神宮 平成28年例大祭(太良太良まつり)御朱印

芝大神宮では例大祭期間中、限定御朱印が出される。
2014(平成26)年は「大祭祈願」の押印が追加され、日付も「九月大祭」となっている。
2016(平成28)年は大祭祈願ではなく朱墨で「太良太良まつり(だらだらまつり)」と書かれている。
例大祭の御朱印は通常書き置き。
なおこの他に朔日祈願の御朱印も月ごとに書き置きで用意されている。

芝大神宮の地図