東伏見稲荷神社

2014年5月13日


御祭神:宇迦之御魂大神・佐田彦大神・大宮能売大神
社格:—
URL:http://www.higashifushimi-inari.jp/
所在地:東京都西東京市東伏見1-5-38
最寄駅:西武鉄道新宿線 西武柳沢駅・東伏見駅
御由緒:1929(昭和4)年、京都市伏見区に鎮座し、当時官幣大社に列していた伏見稲荷大社の御分祀として創建された。
関東圏の稲荷信仰者による伏見稲荷大神を奉斎したいとの熱心な希望と、誤った迷信の是正浄化を計ろうとする伏見稲荷神社の協力によって創建に至った。
社地は当地一帯を保有していた西武鉄道から無償貸与があり、御霊代には貴賓車を仕立てた特別列車が運行されたという。
東伏見という社号は、京都伏見から東にお遷ししたという意であり、御霊代が京都から着御と同時に、最寄駅の西武線元上保谷駅は東伏見駅と改称される。
その後地名も東伏見に変更された。
なお、1982(昭和57)年、東京都によって「新東京百景」のひとつにも選ばれている。

西武新宿線の各停か準急に乗り、東伏見駅へ。
南口に出て左へ向かうと奥に社号碑と鳥居がある。
この日は鳥居が改修中らしく、シートに覆われていた。
ここから10分弱住宅街を歩くと木々に覆われた丘と看板が見えてくる。…と、参道入口の鳥居も改修中。

石段を登り、門をくぐって境内へ入ると、右手にすぐ手水舎。

石段の途中にいらっしゃる眷属の狐殿。でかい。

拝殿までは参道がまっすぐ続く。
そして、快晴の空の青と木々の緑に鮮やかな朱が映える拝殿。

拝殿の向かって左にお塚参道入口がある。
奥へ進むと拝殿前とは一変、林の中に鳥居と社が立ち並ぶ別世界がある。
まずは参道左手に鎮座する祖霊社が参拝者を出迎えて下さる。

続いて開照大神、その少し後ろに末広社。

さらに後ろ、左右に白狐社と綾太郎稲荷社。

元の参道に戻りさらに奥へ。
八幡大神、愛法稲荷大神・十戒徹修・愛徳稲荷大神と続く。

この付近がちょうど本殿のそばになる。本殿の裏手に稲荷社。


最奥、左手に三社。保食大神、佐田彦大神、白狐社。
それと確かこの付近に石祠があったと思うが、記憶が曖昧。

最奥の参道沿いに宇迦之御魂大神、末広社が並ぶ。

東側の奥まで抜けると三徳社、要町稲荷社が並ぶ。

要町稲荷社の向かい側に太郎稲荷社と権太夫社。

お塚参道の締めくくりは金鷹社。

お塚を巡り終えたところに案内図。
その横に、社が一社あるが社号・祭神が不明。
案内図を見て、やはり全て巡って正解だったか、と納得。
それにしても数々の奉納された鳥居を見ると、実に様々な地域から崇敬が寄せられているのがわかる。
さすが東の伏見稲荷さま。

東伏見稲荷神社 御朱印。初穂料300円。参道左手の社務所にてお願いできる。
都内の他の神社よりは歴史は浅くとも、御神徳にはいささかの差もない、そんな気がする神社である。