蒲田八幡神社
概要
江戸時代初期の慶長年間創建とされる旧蒲田新宿村の鎮守社。
旧別当は隣接する日蓮宗の寺院・妙安寺。
兼務する5社の御朱印も授与されている。
御祭神 | 誉田別命 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都大田区蒲田4-18-18 |
最寄駅 | 京浜急行電鉄本線・京浜急行電鉄空港線 蒲田駅 JR京浜東北線 蒲田駅 東急電鉄池上線・多摩川線 蒲田駅 |
URL | http://www.kamatahachiman.org/ |
御由緒
創建年代は不詳。
境内に小円墳が存在していたことや伝承などから、古くからの聖地・祭祀の場であったことが伺える。
江戸時代初頭の慶長年間(1596~1615年)、蒲田村より蒲田新宿村が分立するにあたって、鎮守として薭田神社から行基作の神体三座のうち、春日の像一体を分祀したところ、霊験あらたかであったという。
なお、分村の時期については平安末期か鎌倉初期という説もあり、決定的な資料は現存していない。
神社側では史実・諸般の事情から創建時期を1600(慶長5)年と推測している。
明治維新後の神仏分離令により、春日像は別当であった妙安寺に遷され、後に戦災により焼失している。
当社自体も1945(昭和20)年4月15日の空襲により社殿が焼失した。
戦後の1949(昭和24)年8月新宿八幡神社から蒲田八幡神社と改称し、1958(昭和33)年8月8日社殿復興遷宮祭を執行した。
境内紹介
京急蒲田駅の西口を出て、高架沿いを川崎方向に進むと交差点にいたる。
これを右手に曲がり少し行くと鳥居と社号標が見えてくる。
境内はよく整えられた植栽に囲まれ、柔らかな空気が漂う。
蒲田八幡の狛犬たちは丸みを帯び、マスコットのようで可愛らしい。
社殿は鉄筋コンクリート構造の八幡造。
再建当時のこだわりが垣間見える。
境内社
境内社は二社。
参道左手の満願火伏稲荷神社(宇迦之御魂大神)。
空襲でも被災せず、火防の霊験あらたかとされる。
旧社殿は現社殿内に奉安されている。
拝殿右手奥に天照大神・日本武尊を祀る天祖神社。
お伊勢の森(現・蒲田4-24)に祀られていたが、1910(明治43)年5月27日に当社へ遷された。
御朱印
蒲田八幡神社の御朱印。初穂料300円。
拝殿手前左手の社務所にて受けられる。
なお、蒲田八幡神社では以下の兼務社の御朱印も授与されている。
薭田神社、北野神社(南蒲田)、御園神社、女塚神社、椿神社
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