小山八幡神社

2015年3月29日


御祭神:誉田別尊
社格:旧村社
所在地:東京都品川区荏原7-5-14
最寄駅:東急目黒線 西小山駅・洗足駅
東急大井町線・池上線 旗の台駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/09_shinagawa/9031.html
御由緒:口伝によれば、1030(長元3)年頃に源頼信が当地旧小山村本村の氏神として誉田別尊を奉ったのが始まりであるとされている。
後に妙見菩薩が合祀されたため妙見八幡宮と称され、また当地の旧名から池ノ谷八幡とも呼ばれていた。
当初は旧小山村全体が氏子であったが、江戸時代・延宝~元禄年間(1673~1704)に宗教上の軋轢から、三谷地区の名主・石井助太夫が当社にあった八幡神像を三谷にある出世稲荷社の境内に遷座し、三谷地区の氏神として三谷八幡神社が創建されている。
妙見菩薩は明治の神仏分離令により、旧別当寺で現在も当社に隣接する摩耶寺(荏原7-6-9)に移された。


最寄りの西小山駅のほぼ真南に位置し、社頭は東面している。
少々入り組んだ住宅街の中に鎮座しているため、地図は必携だろう。
古墳跡といわれている社地は、舌状大地の先端部にあり区内随一の高台(標高35m)。
古くは「小山」と呼ばれ地名の由来にもなっており、境内からの眺望は「しながわ百景」に選出されている。

狛犬は拝殿前と西側参道の計二対。拝殿前は岡崎現代型のようなので割愛。
西側参道のものは大正期の奉納だが刻まれた年号が剥離しており、詳細は不明。

由緒にもある通り、江戸時代に三谷八幡神社と分けられたが、現在は両社合同で例祭(両社祭り)を行っているという。


境内社は二社。社殿向かって左脇に稲荷神社。拝所に屋根が掛かっているのは珍しい。
その南側の奥には甲子神社。荏原七福神の大黒天が祀られている。

小山八幡神社 御朱印。初穂料300円。
境内左手の社務所にてお願いできる。