大國神社

2015年5月4日

大國神社
御祭神:大己貴命(大國主命)
社格:旧無格社
所在地:東京都豊島区駒込3-2-11
最寄駅:JR山手線 駒込駅
東京メトロ南北線 駒込駅
URL:http://www.daikokujinja.org/
御由緒:1783(天明3)年、当社宮司家・大島氏の先祖が栃木県下都賀郡大川島村から当地へ移り住む際、奉斎していた神祠も遷したのを起源とする。
徳川家斉が将軍職に就く前に当社に参詣し、後に第11代将軍となったことから「出世大黒」とも称された。
また幕末期の大物侠客であった新門辰五郎なども崇敬していたという。
1879(明治12)年、当時の崇敬者総代であった細川潤次郎(旧土佐藩士で政治家・文学博士・男爵位)の協力により官許を受け、正式に神社としての体裁を整えられた。
1945(昭和20)年4月13日の空襲により本殿以下5棟が焼失したため、戦後まもなく本殿・拝殿・鳥居・神灯門が再建された。
しかしこれら旧施設も老朽化したため、2012(平成24)年春までに社殿等建造物および境内の再整備が行われている。
大國神社 駒込橋からの全景大國神社 社頭
大國神社 キノエネ醤油奉納灯大國神社 手水舎
駒込駅北口から旧妙義坂(現・本郷通)を挟んだ向かい側に鎮座している。
氏子区域を持たない崇敬神社であるが、由緒にあるような神徳あるいは立地故、ひっきりなしに参拝者が訪れる。
60日間隔で訪れる甲子の日毎に「甲子祭」が行われ、この時ヒノキ彫の大國尊像が受けられる。
(※尊像は手作業で調製されるため、新規に授与を希望する場合は事前の申し込みが必要)
祭事のたびに少しづつ大きくなる尊像を計七体受けると一巡、ということになるそうだ。
大國神社 昭和15年造狛犬 (1)大國神社 昭和15年造狛犬 (2)
大國神社 拝殿大國神社 本殿
拝殿前の狛犬は1940(昭和15)年造立の岡崎古代型。
鉄筋コンクリート造社殿の本殿内には木造の旧本殿が移築されているそうだ。

大國神社 御朱印(新) 大國神社 御朱印(旧)

大國神社 御朱印。初穂料は志納(300円を納めた)。
境内右手の社務所にて拝受できる。

大國神社 桜開花期限定御朱印 大國神社 夏期限定御朱印 大國神社 正月期限定御朱印

大國神社では季節の節目などに時折限定の御朱印を授与される。
桜の開花期には桜の花びらと大吉うさぎ(大助)、小槌をあしらった印判が追加。
夏期限定御朱印には大助うさぎと小槌、朝顔の組み合わせ。
正月期にはうさぎが二羽、小槌、松竹梅。