高砂天祖神社
御祭神:天照坐皇大御神
合殿神:武甕槌命・経津主命
社格:旧村社
所在地:東京都葛飾区高砂2-13-13
最寄駅:京成電鉄本線 京成高砂駅
URL:—
御由緒:創建の年代は不詳。
社伝では中世、当地が伊勢神宮の神領・葛西御厨であった頃に、領主・葛西三郎清重が皇大神宮を勧請し氏神として奉斎したものと伝えられる。
新編武蔵風土記稿には、三社明神社として記載されており、曲金村・細田村・新宿町・鎌倉新田の鎮守であったこと、別当寺は真言宗豊山派の寺院・金亀山神宮院観蔵寺(現・高砂5-5-2)であったことが記されている。
1874(明治7)年村社に列せられ、社号を天祖神社と改称した。
ついで1906(明治39)年4月には神饌幣帛料供進神社に指定されている。
社殿は1633(寛永10)年9月造営の棟札が確認されているほか、1869(明治2)年に本殿、1909(明治42)年に拝殿をそれぞれ改築したのち、1961(昭和36)年11月に現社殿へ造替された。
京成高砂駅の南側出口から100m強進んだ先に五叉路がある。
この右から二番目、一方通行路の自動車進入禁止標識のある道へさらに進む。
約200mほどで宮前児童遊園と、その横を通る表参道の入口にいたる。
参道には2基の青面金剛像。
なお、社地西側にも経年変化し味のある玉垣で囲われた参道がある。
手水舎そばには1921(大正10)年11月造立の狛犬。
阿形の台座の周囲には力石も残されている。
境内にはすっかり珍しくなった火の見櫓が保存されている。
もちろん既に現役ではないのだろうが、火の見台には半鐘もある。
1961(昭和36)年造にしては白さが際立つ社殿。
実は、表面の洗浄を行ったそうだ。
背後には京成本線の線路が通っており、高い建造物がないため青空に神明造の社殿がよく映える。
ちなみに線路の向こう側には旧別当寺の観蔵寺がある。
境内社は二社、八雲神社(素盞嗚命)と稲荷神社(宇迦之御魂命)が鎮座する。
八雲神社は古くは牛頭天王社だったようだ。
また、山王社、熊野神社、辨天社、水神社、道祖神社、招魂社などが祀られていたはずだが、合祀あるいは廃祀されたのか見当たらない。
高砂天祖神社 御朱印。初穂料300円。
境内右手の社務所にて受けられる。
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