高松八幡神社(若宮八幡)
概要
平安時代の康平7年、源頼義が創建したとされる。
鎌倉街道の南に鷺宮八幡神社が建てられ、街道の北に造営された当社は若宮八幡と呼ばれていた。
御祭神 | 応神天皇 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都練馬区高松1-16-2 |
最寄駅 | 都営地下鉄大江戸線 練馬春日町駅 西武池袋線 中村橋駅 |
URL | — |
御由緒
1064(康平7)年、前九年の役で奥州を平定した源頼義が、当地に社殿を建て戦勝感謝と国家安泰、源氏の隆昌を祈願したことに始まると伝えられる。
社殿は鎌倉街道の北に面していたといい、先に街道の南に鷺宮八幡神社が建てられ、後に街道の北に当社が造営されたため、鷺宮八幡神社に対して若宮八幡と呼ばれていた。
当社は上練馬村の鎮守で、1649(慶安2)年には江戸幕府から社領8石の御朱印が附せられていた。
また新編武蔵風土記稿には、真言宗豊山派の寺院・練月山愛染院観音寺(現・春日町4-17-1)が別当を務め、当時は神明・春日の両社を合殿としていたことが記されている。
明治の神仏分離令後は愛染院から独立し、1872(明治5)年11月に村社となった。
戦後の1963(昭和38)年に神楽殿を改築、1981(昭和56)年には屋根を銅板葺に改修したほか、本殿覆殿の増築など社殿の改修がなされている。
境内紹介
練馬春日町駅A1出口を出て、そばの環八通りを南西(高井戸・荻窪方向)に直進すると、800mほど先に「高松八幡神社」交差点がある。
これをさらに50mほど進めば裏参道だ。
表参道へは信号で左折し、玉垣を右手に見ながら坂を下り、突き当たりで左折する。
明神型の一の鳥居、両部型の二の鳥居が並び、その奥に境内へ上る石段。
上り口の左手には童子を従えた石造の不動明王像が祀られている。
江戸時代後期の1803(享和3)年5月に造立されたこの像は、練馬区の登録有形民俗文化財となっている。
拝殿前の狛犬は1891(明治24)年の奉納。
拝殿および幣殿は1920(大正9)年の造営、RC造の覆殿内には1852(嘉永5)年造の本殿が収められている。
境内社
参道石段の中腹右手には富士塚(練馬高松富士)と富士講碑が祀られている。
かつて富士街道(都道441号池袋谷原線)沿いの練馬区高松4丁目付近にあったが、1986(昭和61)年に現在地へ移築された。
三国第一山登山記念碑は丸吉講高松講社により1886(明治19)年に造立されたもの。
そのほかの境内社は社殿周りに8社鎮座している。
拝殿向かって右手に夫婦社(めおとしゃ)。
祭神は不明。イザナギ・イザナミ両神であろうか。
本殿右手には熊野神社(伊邪那美命)・春日神社(天児屋根命)・須賀神社(須佐之男命)・稲荷神社(宇迦之御魂命)・高木神社(高皇産霊神)の合殿。
本殿向かって左手には須賀神社のほか一社と石祠が二つ。
社頭の掲示などには天満天神社(菅原道真公)と御嶽神社(櫛真智命)の名があるが、どれが該当するのかは不明。
御朱印
高松八幡神社は中野区の鷺宮八幡神社が兼務している。
社守の方が滞在している場合、書き置きを頂けるが、本務社でも授与対応されているようだ。
初穂料300円。
高松八幡神社の地図
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