柳原稲荷神社
御祭神:宇迦之御魂神
社格:旧村社
所在地:東京都足立区柳原2-38-1
最寄駅:JR常磐線 北千住駅
東京メトロ千代田線・日比谷線 北千住駅
つくばエクスプレス 北千住駅
東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 牛田駅
京成電鉄本線 京成関屋駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/adachi/2865
御由緒:風水害により古記録が失われており、創建年代は不詳だが、葛西誌には「1599(慶長4)年の鎮守と云」とある。
社伝によれば1606(慶長11)年に当地を巡察した徳川家康が、楊柳が繁り一面青々として神聖な土地と感じ、江戸城の鬼門除けとして創建させたといい、現在も社殿が鬼門である丑寅(東北)を向いているのはこれが理由とされている。
別当寺は真言宗豊山派の寺院、瑠璃山理性院柳原寺(現・柳原2-5-1)が務めた。
1786(天明6)年、洪水によって社殿その他ことごとくが流失し、1794(寛政6)年に再建されている。
北千住駅東口から旭町商店街(学園通り)を抜け、さらに東に入った住宅街の中に鎮座している。
鳥居をくぐるとすぐ左手に手水舎。
やや小ぶりで年季の入った手水鉢は1830(文政13)年奉納。
そばに戦没者慰霊碑と柳原箕輪囃子之碑が並ぶ。
柳原箕輪囃子は江戸時代から続く民俗芸能で、1982(昭和57)年度より足立区登録無形民俗文化財となっている。
入母屋造りの社殿。
彫刻や組み物も簡素なのは、荒川の氾濫と付き合いながら暮らしてきた地域ゆえか。
社殿右手には境内社の富士浅間神社(木花咲夜比売神)。
1920(大正9)年頃に柳原村を中心に結成された富士講によって、1933(昭和8)年に勧請された。
富士塚はこのとき築造されたもので、富士山北壁から貨車で運搬した溶岩や丸石を配している。
1984(昭和59)年、足立区の登録有形民俗文化財となった。
境内西側には高木神社(高皇産霊神・大山咋神・徳川家康)。
江戸時代は第六天社として祀られており、明治の神仏分離により改称されている。
1911(明治44)年に大山咋神と徳川家康を祭神としていた日枝神社が合祀された。
柳原稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
境内西側、高木神社の左隣にある社務所で受けられる。
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