高田氷川神社
御祭神:素盞嗚尊・奇稲田姫命・大巳貴命
社格:旧村社
URL:http://takatasouchinjyu-hikawajinja.tokyo-jinjacho.or.jp/
所在地:東京都豊島区高田2-2-18
最寄駅:都電荒川線 面影橋停留場
JR山手線 高田馬場駅
西武新宿線 高田馬場駅
御由緒:創建は貞観年間(859~877年)に大宮氷川神社の御分霊を勧請したことに始まるとされる。
平安時代初期の貴族で六歌仙の一人、在原業平も参拝したと伝えられ、山吹の里氷川宮と呼ばれていた。
鎌倉~室町期には武家の崇敬が篤く、江戸時代に入るとこれに加え商家・職人・農民らにも幅広く信仰され「江戸名所図会」などによれば、氷川大明神と称され旧下高田村(豊島区高田・雑司ヶ谷・目白・文京区目白台)の総鎮守となっていた。
また、主祭神が素盞嗚尊であることから俗に「男体の宮」ともいわれ、奇稲田姫命を主祭神とする旧落合村(新宿区下落合)の下落合氷川神社の「女体の宮」と合わせ「夫婦の宮」と呼ばれていたという。
1869(明治2)年に氷川神社と改称し、1872(明治5)年11月8日には村社に列せられた。
第二次世界大戦中の1945(昭和20)年4月13日の空襲により、社殿はじめ境内施設と宝物の大半が灰燼に帰した。
1954(昭和29)年に現社殿が再建され現在に至る。
都電荒川線の面影橋停留所が最寄り。
停留所のそばにあり、名称の由来となっている面影橋を渡って道なりに100m超進めば社頭に辿り着く。
鳥居は1790(寛政2)年に鳥羽藩主稲垣対馬守が寄進したもの。
また、境内に入ってすぐ右手に置かれている古い狛犬は1807(文化4)年奉納、参道の石燈籠は1878(明治11)年奉納、手水舎脇の玉垣がいずれも豊島区の登録文化財となっている。
拝殿は珍しく瓦葺。一方、本殿は覆殿の中にあるため、ようやく流造であることが確認できるのみ。
境内社は三社。高田姫稲荷神社(豊受大神)・神明神社(天照大御神)・道祖神社(猿田彦命)である。
高田姫稲荷神社には岩本神社(在原業平朝臣)、六所神社(伊弉諾尊・伊弉冉尊・天照大神・月夜見尊・蛭児尊・素盞嗚尊)、山祇神社(大山祇命)、藤森神社(舎人親王)の十柱も合祀されている。
高田氷川神社と高田姫稲荷神社の御朱印。境内左手の社務所にてお願いできる。
兼務社の目白豊坂稲荷神社の御朱印もこちらで拝受可能。
高田氷川神社の御朱印は単体で拝受すると初穂料は500円。高田姫稲荷神社、目白豊坂稲荷神社はそれぞれ300円。
ただし、この三社を併せて拝受する場合は初穂料1,000円となる。
例祭のある9月限定の御朱印。「山吹の里 氷川の宮」の文字が金泥に。
このほかにも、毎月時節に合わせた絵柄での御朱印が授与されている。
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