洲﨑神社

2015年3月24日

木場洲﨑神社
御祭神:市杵島比売命
社格:旧村社
所在地:東京都江東区木場6-13-13
最寄駅:東京メトロ東西線 木場駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/14_koto/14025.html
御由緒:1700(元禄13)年、江戸城中紅葉山に祀られていた桂昌院(五代将軍綱吉の生母)の守本尊である弁財天(弘法大師作)と稲荷社を、護持院隆光の計らいにより当地に遷し奉斎したことに始まる。
洲﨑弁天社と称された。
護持院隆光は桂昌院・綱吉の帰依を受け大僧正となった新義真言宗の僧で「生類憐れみの令」を進言したとされる。
社殿の創建には深川海面築地普請奉行の深津八郎右衛門があたったという。
当時は海岸線近くの島に鎮座しており「浮弁天」とも称された。
風光明媚であったことから文人墨客らの人気を集めた名所で、江戸六弁天にも数えられている。
明治の神仏分離令により社号を洲﨑神社と改称、(明治5)年には村社に列せられた。
関東大震災および第二次大戦で社殿を焼失したものの弘法大師作の御神体は難を免れ、仮社殿にて復興した後、1968(昭和43)年に現社殿が造営された。
木場洲﨑神社 全景木場洲﨑神社 鳥居と社号標
木場駅2番出口を出て、永代通りを左に40~50mほど進むと左に曲がる路地がある。
橋を渡りそのまま先へ行くと社頭にたどり着く。
木場洲﨑神社 波除碑 (1)木場洲﨑神社 波除碑 (2)
境内に入るとすぐ左手に東京都指定有形文化財の「波除碑」がある。
1791(寛政3)年9月、高潮によって深川洲崎一帯に多く死者・行方不明者が出た。
災害を重大視した江戸幕府は、当社から西方の東西285間・南北30間の約5467坪を買収して居住を禁止した。
この空地の両端に波除碑を2基建てた内の1基がこれである。
もう1基はここから約500m強西にある平久橋(江東区牡丹3-33-1)のたもとに現存する。
木場洲﨑神社 手水舎木場洲﨑神社 拝殿前
木場洲﨑神社 狛犬 (1)木場洲﨑神社 狛犬 (2)
拝殿前に狛犬が一対。伏せた姿勢は少し珍しいかも。
台座は劣化がひどかったのか、モルタルもしくはコンクリートで固められている。
狛犬後方の桜が満開になれば、さぞかし美しい眺めになることであろう。
木場洲﨑神社 社殿全景木場洲﨑神社 弁天社
木場洲﨑神社 豊川稲荷神社木場洲﨑神社 於六稲荷神社
境内社は社殿左手に弁天社・豊川稲荷神社・於六稲荷神社の三社が鎮座する。
弁天社は数年前まで社殿右手の池に祀られていたようだが、現在は埋め立てられて駐車場になっている。
木場洲﨑神社 御朱印
洲﨑神社 御朱印。初穂料300円。
境内参道右手の社務所にてお願いできる。