江島神社

2014年12月13日

辺津宮・中津宮の参拝を済ませた後、奥津宮へ向かう。



サムエル・コッキング苑、江の島展望灯台シーキャンドル、江の島大師、山ふたつなどの観光スポットを過ぎつつ、奥津宮に到着。
参道途中には霊石・亀石や力石が安置されている。





奥津宮(おくつみや)は宗像三女神の長女神、多紀理比賣命を祀る。
拝所と入母屋造りの本殿に分かれており、拝所天井には「八方睨みの亀」が描かれている。
社殿は1842(天保13)年造で、2011(平成23)年に本殿の改修が行われた。
元々は前述のとおり、春~秋季にかけての御窟の御旅所であったところ。
奥津宮の隣、岩屋本宮のちょうど真上にあたるという位置には、崇敬者の篤志によって1993(平成5)年に建てられた龍宮(ワダツミノミヤが鎮座する。御祭神は龍宮大神。
新しい御宮ながら、その内部に入ってみればやはり神域ならではの雰囲気を持つ。
龍宮から島の西端へ向かうと、勾配の急な石段がある。
これを下って島の南西部を伝う遊歩道を通り、江の島岩屋の入口にいたる。


「龍窟」の別名がある江の島岩屋は第一岩屋と第二岩屋、二つの洞窟で構成されている。
入洞料は大人500円・こども200円。
いずれも現在は藤沢市が管理しており神社の施設ではないため、御祭神は奉斎されていない。
第一岩屋(全長152m)には多くの石造物を見ることができ、最奥で二手に分岐する。
左側は昔から富士山の鳴沢氷穴に通じているという伝説があり、右手奥は江島神社発祥の地とされ、かつて龍神が祀られた小石祠と狛犬が今も残されている。
神社として祀られていないものの、今でもここは充分に神気を放つ。


第一岩屋と第二岩屋は直接つながっていないため一度外に出て橋を渡っていく。
第二岩屋(全長56m)の最奥には龍の像が安置されている。
その前は太鼓が置かれ、叩くと閃光が走る。
願い事をしながら二度叩いて、二度ともうまく光れば成就するそうだ。

江の島岩屋パンフレット。入洞の際配布される。

江島神社の御朱印帳は現在三種類。初穂料は各1,200円。
この他に黒地の汎用タイプ、鎌倉江の島七福神巡り用の御朱印帳も頒布されている。

江島神社 御朱印。
「江島神社」「江の島弁財天」の二種類をいただくことができ、初穂料各300円。
御朱印帳、御朱印とも辺津宮右手の社務所にて拝受できる。