成増菅原神社(成増天神)


御祭神:菅原道真公
社格:旧村社
所在地:東京都板橋区成増5-3-23
最寄駅:東武鉄道東上線 成増駅
東京メトロ有楽町線・副都心線 地下鉄成増駅
URL:http://www.e-tenpt.com/satokagura/sugawara.html
御由緒:創建年代は不詳。
江戸時代には旧成増村の鎮守で、真言宗智山派の寺院・瑠璃光山青蓮寺(現・成増4-36-2)が別当を担った。
新編武蔵風土記稿には山王社として記され、境内にある1679(延宝7)年銘の区内最古の手水鉢には「自在天神」とあり、さらに1869(明治2)年の社寺取調下案には天神社と記載されるなど、様々に呼称されていたことが伺い知れる。
神仏分離令後の1874(明治7)年4月、村社に列せられた。
1884(明治17)年8月、氏子の寄付金によって本殿が再建され、ついで1917(大正6)年11月25日には幣殿・拝殿が造営されている。
1923(大正12)年3月29日には神饌幣帛料供進神社に指定された。
戦後の1955(昭和30)年に神楽殿を、1965(昭和40)年に社務所を造営したほか、1996(平成8)年にも境内の諸整備が行われている。


東上線成増駅北口から成増図書館などが入居するアリエスビルの脇を通り、北に向かう。
徒歩700mほど先、成増四丁目5と五丁目2の間を通る坂道に参道の入口がある。
閑静な住宅街に囲まれた社地は周囲に高層階の建物もなく、視界いっぱいに広がる空を仰ぎ見ることができる。
余談だが、社地の300mほど北にスナックメーカー「湖池屋」の本社があり、その先は埼玉県和光市となる。

1887(明治20)年の銘がある手水舎の水盤には、槽の中に亀が二匹掘られている。

社殿の脇に蓋がされた井戸。
釣瓶のための上屋もあるので、ひょっとすると枯れてはいないのかもしれない。

当社に伝承されている里神楽「成増里神楽」は板橋区の無形民俗文化財に指定されている。
江戸時代、埼玉県新座市野火止を本拠とする相模流神楽師石山家が当地域の神楽を務めており、同家から成増地域の囃子連が囃子方や舞方を依頼されるうち、自身でも神楽を演じるようになったといわれている。
1969(昭和44)年に神楽愛好会が結成され、1975(昭和50)年に保存会へと発展、1983(昭和58)年に区指定無形民俗文化財「里神楽」の保存団体に認定されている。
また、神楽面・冠り物・衣装・採物・鳴り物などの用具類も、2007(平成19)年に区の有形民俗文化財に登録された。


境内社は4社。
稲荷社(保食命)、そして日枝社(大山咋命)と愛宕社(軻遇突知命)の合殿。
もう一社は扁額がなく不明だが、北豊島郡神社誌には榛名神社(大産靈神)の記載があり、これの可能性がある。


成増菅原神社 御朱印。初穂料300円。
当社は赤塚氷川神社の兼務社だが、御朱印は当社社務所に書き置きが用意されている。