四葉稲荷神社

2015年9月17日


御祭神:保食神・倉稲魂神
社格:旧無格社
URL:http://tokumarutenjin-kitanojinja.jimdo.com/兼務社ご紹介/四葉稲荷神社/
所在地:東京都板橋区四葉2-9-11
最寄駅:都営地下鉄三田線 新高島平駅
国際興業バス 赤02・赤02-2・下赤03系統 四葉町停留所
御由緒:戦国時代の1572(元亀3)年6月に創建されたといわれる。
1828(文政11)年「新編武蔵風土記稿」に「四葉村鎮守なり、村持下同じ」とあり、旧四葉村の鎮守として崇敬を集めていた。
代々徳丸北野神社の社家・大野家が奉仕し、現在に至る。

国道17号新大宮バイパスと都道446号線(通称松月院通り)の交差点から、やや東よりの住宅地に鎮座している。
徒歩なら高島平駅から南へ約1.3km、コメダ珈琲の板橋四葉店がある交差点の北側である。
玉垣や社号標などは比較的新しいが、一歩境内へ足を踏み入れれば清浄な空気を保つ鎮守らしい雰囲気である。


瓦葺屋根の拝殿を見上げると、獅子口瓦や雁振瓦に「稲荷」の文字など細やかな装飾が施されていた。
向拝上部にも見事な彫刻が見られる。

朱に染められた本殿は、瑞垣に囲まれ独立している。
その脇は低めの塚となっており、御嶽神社(祭神・日本武尊)が祀られている。
四葉や赤塚一帯で木曽御嶽山を信仰していた「赤塚一山元講」によって造営されたものという。
当地での木曽御嶽山信仰を証明する貴重な資料として、2017(平成29)年3月に区登録文化財(記念物・史跡)となった。

境内入口付近に水神宮。祭神は水波能賣命・御井大神・水配神。
そのそばには祭神不明の小祠。比較的新しいようにみえる。
境内社の中でこの二つの祠だけ北を向いている。

境内社は他に三社鎮座しているのだが、境内の説明書きや本務社・徳丸北野神社による紹介文とは異なっている。
須賀神社と祭神不明の小祠。説明書きなどでは菅神社(菅原道真公)を祀っているはずなのだが、このどちらかを指すのだろうか?
「須賀神社」であるならば、祭神は素戔嗚尊であるはずなのだが。

なぜか説明書きには一切登場していない八雲神社。
社号が表示通りであるならば、こちらも祭神は素戔嗚尊のはず。

四葉稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
本務社の徳丸北野神社にて拝受可能である。