立石熊野神社(五方山熊野神社)

   

立石熊野神社(五方山熊野神社)
御祭神:伊邪那岐大神
相殿神:速玉男大神・事解雄大神
社格:旧村社
所在地:東京都葛飾区立石8-44-31
最寄駅:京成電鉄本線・押上線 青砥駅
URL:http://kumano-kids.com/jinjya/jinjya1.html
御由緒:平安時代中期の長保年間(999~1003年)に、陰陽師・安部晴明が紀州熊野三社権現を勧請・創建したとされている。
五方山熊野神社と号し、鎌倉時代は当地の領主であった葛西三郎清重より篤く崇敬を受けた。
江戸時代、別当は真言宗豊山派の五方山南蔵院立石寺(現・立石8-40-25)が務め、立石村の鎮守であった。
三代将軍・徳川家光公、八代将軍・吉宗公等による鶴御成の際には当社へ参拝するのが通例とされ、その都度金烏の護符および御守が献上されたといわれる。
また御三卿のひとつである田安家が崇敬し、たびたびの参拝においては将軍同様に金烏守護が献上された。
1794(寛政6)年、地誌取調のため役人が来村し、当社の御神体が神代の石剣であることを発見する。
関東では極めて珍しいものとして、1796(寛政8)年11月幕府は代官・菅沼安十郎に命じて社殿を再建し、御神体の安全を図った。
このとき造営された石造の御内陣が現存している。
以来、熊野神社古代石剣として全国的に知られ、江戸市中をはじめ近郷村民の崇敬を集め、参詣人が社前に群れをなしたといわれています。
1874(明治7)年4月2日村社に定められ、1880(明治13)年11月に総公孫樹造の現本殿が造営されている。
戦後、1962(昭和37)年8月には弊拝殿の造替が行われ、続いて1980(昭和55)年には社殿の大修復が行われた。
さらに2018(平成20)年1月に御鎮座一千年記念事業として御神門・神楽殿が建立された。
立石熊野神社(五方山熊野神社) 鳥居と社号標立石熊野神社(五方山熊野神社) 御神門
最寄りは地名ついた立石駅ではなく、青砥駅のほうがわずかに近い。
わかりやすい行き方としては駅を出て、線路伝いに立石駅方向に進む。
亀有信金青戸支店のある交差点を左折し500mほどで社頭にいたる。
立石熊野神社(五方山熊野神社) 北参道鳥居立石熊野神社(五方山熊野神社) 手水舎立石熊野神社(五方山熊野神社) 天保8年水盤立石熊野神社(五方山熊野神社) 願掛け撫で牛
北側の一角には裏参道が設けられ、朱塗りの大鳥居がある。
表参道の神門をくぐった近くにある手水舎の水盤は1837(天保8)年造立。
また、その脇には後述する末社・天満宮の神使である撫で牛像も。
立石熊野神社(五方山熊野神社) 鋳造五重塔立石熊野神社(五方山熊野神社) 御朱印 細部
立石熊野神社(五方山熊野神社) 鋳造五重塔狛犬 (1)立石熊野神社(五方山熊野神社) 鋳造五重塔狛犬 (2)
立石熊野神社(五方山熊野神社) 鋳造五重塔 手水立石熊野神社(五方山熊野神社) ポニー
社地の西側には「遊楽園」と称する庭園になっており、当社のほか神田神社などの宮司を勤める大鳥居信史氏が2009(平成21)年に入手し奉納した銅製五重塔がある。
元禄・宝永年間(1688~1711年)に三井本家が江戸屋敷内(現・文京区立第三中学校)の庭園に建てたものだといい、本体が5m、台座まで含めると7mの高さで、銅製では日本一とみられる。
また、五重塔のそばには二頭のポニーが飼われている。
併設する熊野幼稚園に通う園児たちのマスコット的存在のようだ。
画像は牡の「ちょこ」。牝の「きらら」は昼寝中で姿を見せず。
立石熊野神社(五方山熊野神社) 拝殿立石熊野神社(五方山熊野神社) 本殿
立石一帯は、古墳時代から拓かれ集落が営まれていた土地である。
当地は古代より祭祀の場、聖地として重要な位置づけがあったのだろう。
近隣の立石駅周辺などは空襲で罹災したにもかかわらず、江戸~明治期の木造社殿が現存しているのは陰陽道の力か、はたまたこの土地の霊力ゆえか。
立石熊野神社(五方山熊野神社) 天満宮 鳥居立石熊野神社(五方山熊野神社) 天満宮 社殿
立石熊野神社(五方山熊野神社) 浅間神社立石熊野神社(五方山熊野神社) 境内社鳥居
立石熊野神社(五方山熊野神社) 稲荷神社立石熊野神社(五方山熊野神社) 御朱印 水神宮・香取神社・稲荷神社
境内社は浅間神社(木之花咲姫神)と天満宮(菅原道真公)が手水舎の後方に鎮座する。
また、社殿向かって右手には水神宮(水波賣神)・香取神社・稲荷神社の小石祠、その奥には稲荷神社(宇迦御魂命)がそれぞれ祀られている。

立石熊野神社(五方山熊野神社) 御朱印(墨書き)立石熊野神社(五方山熊野神社) 御朱印(印判)
立石熊野神社(五方山熊野神社) 御朱印。初穂料300円。
社殿左手奥の神札所にて受けられる。
墨書きと印判の二種を掲載したが、書き手さんのご都合などによるため、拝受時にどちらか選べるわけではない。



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