亀戸香取神社

2014年5月10日

亀戸香取神社

概要

飛鳥時代の天智天皇4年、藤原鎌足により創建されたといわれる。
御祭神は香取大神のほか、相殿に鹿島神宮の祭神・武甕槌神も祀り、武道の御神徳から現在ではスポーツの神として崇敬を集める。

御祭神 経津主神
相殿
武甕槌神・大己貴神
社格 旧村社
鎮座地 東京都江東区亀戸3-57-22
最寄駅 JR総武線 亀戸駅
東武鉄道亀戸線 亀戸駅
URL http://katorijinja.jp/

御由緒

亀戸は元々亀の形に似た島であり亀島あるいは亀津島と称されていたという。
665(天智天皇4)年、藤原鎌足が東国下向の際、この亀島に船を寄せ、旅の安全を祈願し香取大神を勧請、太刀一振を奉納したのが創建とされる。
その後、平将門の乱が起きた際には、俵藤太秀郷が当社に参籠して戦勝祈願を行い、平定後弓矢を奉納、勝矢と命名したとされる。
この古事に因んだ勝矢祭が毎年5月5日に執り行われている。
1697(元禄10)年検地の際には、改めて社寺の下附があり、徳川家の社寺帳にも載せられた。
明治に入ると、1872(明治5)年11月16日には村社に列せられる。
1945(昭和20)年3月9日の空襲で社殿を焼失するが、1948(昭和23)年に再建した。

境内紹介

亀戸香取神社 鳥居亀戸香取神社 手水舎
亀戸駅から明治通りを北進、蔵前橋通りとの交差点を渡り、今度は蔵前橋通りを西に向かう。
するとまもなく鳥居と参道が現れる。
長めの参道を境内まで進むと、やがて手水舎が見えてくる。
亀戸香取神社 拝殿亀戸香取神社 本殿
社殿建築の歴史としては1371(応安4)年に再建、1523(大永3)年修造、1626(寛永3)年本殿が改築され、文政年間(1818~1830年)に拝殿が造営された記録が残る。
現社殿は1988(昭和63)年10月19日に造替された。

境内社

亀戸香取神社 大黒神・恵比寿神亀戸香取神社 井戸
亀戸香取神社 井戸の由緒亀戸香取神社 末社
拝殿右手には大黒神・恵比寿神の尊像がある。
柄杓で亀ヶ井戸から汲みあげた水を掛け、参詣する。
亀戸の地名の由来とされるこの井戸は2003(平成15)年に復元された。
また、その並び、明治通りを背にして4つの末社が鎮座する。
写真手前から順に熊野神社(家都御子命)・三峯神社(国常立尊・伊弉諾尊・伊弉冉命)・水神社(水象女尊)の合祀殿、福神社(恵比寿神・大国主神)、稲足神社(面足神・惶根神・金山毘古神・宇賀御魂神)、天祖神社(天照皇大御神)。
天祖神社は区内で最も古いとされる。

御朱印

亀戸香取神社 御朱印
亀戸香取神社 御朱印

亀戸香取神社の御朱印は拝殿左手の社務所にてお願いできる。
初穂料500円。
2016(平成28)年は御鎮座1350年にあたり、記念印が捺されていた。
なお、兼務社・亀戸水神宮の御朱印もこちらで受けられる。

亀戸香取神社の地図