烏森稲荷神社
御祭神 | 蒼稲魂命 |
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社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都目黒区上目黒3-39-14 |
最寄駅 | 東急電鉄東横線 中目黒駅 東京メトロ日比谷線 中目黒駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/meguro/5203 |
御由緒
創建の年代は不明。
下馬引沢村の新堀新左衛門が寿福寺(現・上目黒5-16-6)の境内に祀られていた稲荷社を、元禄年間(1688~1704)に当地へ遷したといわれているが、一説では宿山稲荷講の人達が新橋の烏森稲荷へ参拝した帰り道、狐が白い馬になってついてきた(もしくは白い狐が馬に乗ってついてきた)のでそれを祀ったのが創祀ともいわれる。
明治までは当地一帯は宿山と呼ばれており、旧上目黒村宿山組の鎮守として古くから祀られていた。
付近の旧地名「烏森」は、1889(明治22)年に町村制が施行された際、目黒村大字上目黒の字名として社号にちなみ誕生した。
1922(大正11)年の町制移行を経て、1932(昭和7)年に目黒区となった際、上目黒三丁目と改称され「烏森」の地名は廃止されたが、小学校や幼稚園、その他地域施設などに今なおその名が残されている。
中目黒駅から線路伝いに祐天寺方向に進むと、300mほどで蛇崩川緑道にいたる。
緑道を約250m進んだ先にあるタバコ屋右脇の路地へ。
その100m先右手に、社頭へ通じる路地がある。
湧水を利用している手水舎の吐水口は石製の狐。これは珍しい。
社殿前の立派な狐像は1932(昭和7)年8月造立で阿が子狐、吽が宝珠を抱える。
拝所の扁額には「正一位烏森稲荷大明神」とある。
目黒区教育委員会による掲示に「昭和29年草葺屋根を瓦葺にふきかえた時に、雨乞い祈願をしたものと思われる黒馬が一頭奉納されてあったことがわかりました。」とあるが、草葺屋根や雨乞いの話は今の中目黒界隈からはまったく想像もつかない風景だ。
豊かな地下水脈のおかげか草木がよく繁り、石造物もほどよく苔生して趣ある空間。
諏訪山と呼ばれる丘陵を切り開いて造られた境内には高台側につながる裏参道があり、稲荷らしい幟旗と赤鳥居がならぶ。
烏森稲荷神社の御朱印
烏森稲荷神社の御朱印は境内左手の社務所にて受けられる。
初穂料300円。
基本的には書き置き対応の模様。
日付がアラビア数字なのはご愛嬌。
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