菅原神社(松原)
江戸時代の1665(寛文5)年、当地で寺子屋を開いていた石井兵助直慶が勧請、創建したと伝えられている。
通称せたがやの菅原天神・天神様とも呼ばれ親しまれてきた当地の鎮守。
御祭神 | 菅原道真公 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都世田谷区松原3-20-16 |
最寄駅 | 東急電鉄世田谷線 下高井戸駅 京王電鉄京王線 下高井戸駅・明大前駅 京王電鉄井の頭線 明大前駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/setagaya/5342 |
御由緒
創建については、当地で寺子屋を開いていた石井兵助直慶が1665(寛文5)年二月に勧請したと、現存する石碑・勧請札に記されている。
社号については一定せず、1702(元禄15)年頃は菅原社、1819(文政2)年頃は天満宮と称し、新編武蔵風土記では天神社と呼ばれている。
明治に入り北野神社と改称、1877(明治10)年頃より菅原神社と称し、旧村社の指定を受け、松原村の鎮守とされた。
現在の社殿は1965(昭和40)年の造営、1966(昭和41)年には神楽殿を造営した。
現在は松原全町と赤堤二丁目・四丁目・羽根木・大原の一部を氏子としており、通称せたがやの菅原天神・天神様とも呼ばれる。
下高井戸・明大前、いずれの駅からも距離はほぼ変わらない。
住宅街の一角に鎮座するこじんまりとした神社である。
境内に入るとすぐ左手に古い扁額や大絵馬が掲げられた絵馬殿と手水舎が並ぶ。
右手の奥には神楽殿、そして4基の力石が置かれている。
拝殿前の狛犬は1926(大正15)年の造立。
境内全体の印象として、非常に柔和な空気が感じられる。
社務所前や境内社のあたりには数基のベンチが置かれており、時間が許す限り滞在してしまいそうだ。
境内社
境内社は三社。
南側の庭園に厳島神社(市杵島姫命)が鎮座する。
かつて松原3-22-12にあった弁天池(飛び地境内)に祀られていたが、1964(昭和39)年、池の水が涸れたため弁天児童遊園の用地として世田谷区に提供し、ここに遷座している。
撫で牛像脇の小祠は、氏子の邸内から遷された大黒・恵比寿社。
社殿左脇の奥には御嶽神社(櫛真知命・大己貴命・少彦名命)と稲荷神社(宇迦御霊命)が祀られている。
御嶽神社の創建時期は不明だが、1858(安政5)年再建の記録があるという。
稲荷神社は1651(慶安4)年の勧請とされ、なかなかの古さ。
御朱印
参道左手の社務所にて受けられる。
初穂料300円。
小規模だが、参拝中付近の住民らしき方々もちらほら訪れ、とても雰囲気の良い神社である。
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