居木神社
概要
大崎鎮守。かつては目黒川に架かる居木橋付近に鎮座し、「雉子ノ宮」と称されていた。
遷座後、村内の各社を合祀し「五社明神」とも呼ばれた。
御祭神 | 日本武尊 配祀 高龗神・大國主命・倉稲魂命・天兒家根命・菅丞相(菅原道真) 合祀 手力雄命・淀姫命・大山咋命 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都品川区大崎3-8-20 |
最寄駅 | JR山手線・JR埼京線・JR湘南新宿ライン 大崎駅 東京臨海高速鉄道りんかい線 大崎駅 東急電鉄池上線 大崎広小路駅 |
URL | http://irugijinjya.jp/ |
御由緒
創建時期などの詳細は不明。
元は武蔵國荏原郡居木橋村(目黒川に架かる居木橋付近)に鎮座していたとされる。
当時は「雉子ノ宮」と称され、境内には「ゆるぎの松」と呼ばれた大木があったと伝えられている。
江戸時代初期、目黒川の氾濫による水害を避けるため、隣接する観音寺とともに現在地に遷座されたという。
その折、村内に鎮座していた貴船明神・春日明神・子権現・稲荷明神の四社を合祀し、「五社明神」と称されるようになった。
1872(明治5)年、社号を「居木神社」と改称、翌1873(明治6)年には村社に列格した。
いて1896(明治29)年および1909(明治42)年には村内鎮座の稲荷神社・川上神社・本邨神社の三社六座が合祀されている。
1933(昭和8)年9月に旧社殿が造営されたが空襲により焼失し、以後は災禍を免れた境内末社の社殿に遷座され維持されていたが、1978(昭和53)年6月10日の正遷座祭を以て現社殿の再建が成された。
境内紹介
大崎駅から至近距離に鎮座する。
駅西口前の横断歩道を渡り、ニュー大崎ビル(ニュー大崎店舗街)の中に入る。
ビル内の通路をそのまままっすぐ進み、反対側まで出ると右手に参道入口がみえる。
写真の通り、そばの電柱に「大崎鎮守 居木神社」と看板が掲示されているので目印にするといいだろう。
その参道を進むと境内へ続く石段が。
この辺りから付近の住宅街とは違う、木々が繁茂する神聖な雰囲気に変わり始める。
石段脇は富士塚で、1933(昭和8)年に築造されたものだという。
鳥居脇にいる狛犬は、関東大震災直後の1923(大正12)年12月奉納。
岡崎現代型のはしりとみられるシルエットだ。
石段の頂上にある鳥居をくぐると目の前にすぐ拝殿。
鮮やかな朱に染められた社殿は品があり美しい。
社殿右手は社務所。その前にはなぜかドラえもんとピカチュウの石像。
七五三詣での子供は喜びそう。
境内社
社殿向かって左奥に境内社が二社。
厳島神社と稲荷神社。その傍らには道祖神のような小祠も。
厳島神社は旧居木橋村の名主・松原氏の邸内社が遷されたもので、江戸時代後期製作と推定される社殿は、品川区の有形文化財に指定されている。
御朱印・御朱印帳
御朱印帳
居木神社 御朱印帳。初穂料1,000円。(御朱印分は含まず)
女性受けが良さそうな春の風景と、黒を基調とした夜桜柄の二種。
実際の桜はやはり絵になる美しさ。
御朱印
居木神社 御朱印。初穂料500円。
御朱印・御朱印帳とも拝殿右手の社務所にて受けられる。
境内末社の御朱印
境内末社・稲荷神社と厳島神社の御朱印。
こちらは初穂料各200円。
月替わりの御朱印
居木神社では通常御朱印のほか、月替わりの限定御朱印も授与されている。
6ヶ月目、12ヶ月目には記念品が授与されるという企画つきなのが面白い。
居木神社の地図
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