誕生八幡神社

2016年1月22日


御祭神:誉田別命
相殿神:神功皇后・竹内宿禰
社格:雉子神社境外摂社
URL:http://www.sinakan.jp/entry-info.html?id=34796
※しながわ観光協会のページ
所在地:東京都品川区上大崎2-13-36
最寄駅:JR山手線 目黒駅
東急目黒線 目黒駅
東京メトロ南北線 目黒駅
御由緒:戦国時代初頭の文明年間(1469~1487年)、太田道灌が夫人の懐妊にあたって、筑前国・宇美八幡宮を勧請し創建されたといわれている。
男児(資康)が無事出生したことから、江戸時代までは誕生八幡宮と称され、安産の守り神とされた。
また、旧別当は社地後方に現存する高野山真言宗高福院が務めていた。
明治維新後、東五反田に鎮座している雉子神社の摂社となり、1909(明治42)年6月14日には六軒茶屋町551番地(現・上大崎二丁目付近)の稲荷神社を合祀している。
戦後になり、社号を誕生八幡神社と改称した。
毎年9月中旬に開催される「目黒のさんま祭り」では当社が会場の中心となっている。

JR目黒駅東口から徒歩約2分ほど、目黒通り沿いに鎮座している。
社頭にそびえる二本のイチョウの大樹は、品川区の指定天然記念物。
1970(昭和45)年道路の拡張のため、現在地に移植され切り詰められたというが、樹齢250~300年にもかかわらず計3度の移植にも耐え、今なお樹勢は旺盛。


1970(昭和45)年に移転改築されたという社殿は八幡造。
道路拡幅の際に社地が削られた影響であろう、狭い社地のなかで1階部分の社務所上に社殿という二階建て構造になっている。
拝殿前左手には末社・重箱稲荷神社が奉斎されている。
「重箱」と称される由来として、以下の伝承が伝わる。
三代将軍・徳川家光が当地付近で鷹狩りを行っていた際、放った鷹が帰ってこなくなった。
落胆していた家光は、この稲荷を偶然見つける。
そこで家光は、持参していた弁当の重箱を社前に供えて祈願するところ、鷹が戻ってきたという。
現在でも重箱を扱う弁当業者などが商売繁盛の祈願に訪れるのだそうだ。

誕生八幡という社号は全国唯一というが、重箱稲荷というのもなかなか珍しい。
1996(平成8)年から目黒駅前商店街振興組合青年部により始められた「目黒のさんま祭り」には、開催ごとに全国の産地から各食材や備長炭が無償で提供されるようになったというが、これも御神徳であろう。

注:誕生八幡神社は通常無人で御朱印対応はなし。
本務社の雉子神社でも授与は行われていない。