久富稲荷神社

2014年5月10日2016年11月24日

御祭神：宇迦之魂命・大宮女命・猿田彦命
社格：旧無格社
URL：http://www1.speednet.ne.jp/~hisatomiinari/
所在地：東京都世田谷区新町2-17-1
最寄駅：東急田園都市線桜新町駅
御由緒：創建年代は不詳。
1810年から1830年にかけて編纂された「新編武蔵風土記稿」に新町村五十戸の鎮守と記されており、参道にあった巨木の年輪から鎮座は四百年以上前と推定されている。
現在の社殿は1931(昭和6)年に造営された。
また、兼務社として伊富稲荷神社が境外の新町3丁目にあり、例祭は二社同時に行われている。

田園都市線桜新町駅の南口を出て、駒沢・渋谷方向へ向かう。
700ｍほど歩くと参道の入口がある。250ｍほどあるという参道は、住居やアパートに挟まれつつも、ほぼまっすぐに境内へと伸びている。
途中、稲荷神社らしく朱塗りの鳥居が点在しながら、付近住民の生活道路としても利用され、ちょっと不思議な空間。

境内に進むと左手奥に手水舎とふくろうのお社がある。
昭和中期、境内の古木にふくろうが住みついており、参拝の際にその姿を見かけたり声を聞くと願いが叶うという逸話から、この社が建立されたそうだ。

規模は大きくないが、いかにも鎮守様らしい雰囲気の拝殿。その脇南側にも鳥居。

南側鳥居の狐のそばには年季の入った小さな狐さんが。

一方こちらは兼務社の伊富稲荷神社。基本的には無人らしい。
世田谷区新町2-20の住宅地の一角に鎮座する旧無格社。
こちらへは桜新町駅西口を出て、久富稲荷とは反対の用賀方向に向かう。

久富稲荷神社御朱印。初穂料500円。
御朱印帳(オリジナルではない流通品)を併せていただいた場合は御朱印含めて1,000円。
有名な話であるが、漫画「ぎんぎつね」に登場する冴木神社のモデルになっており、集英社から御朱印が奉納された。
御朱印と、挟んでいただいた和紙にそれぞれ登場キャラである銀太郎の印が押される。