御園神社(おしゃもじさま)
概要
多摩川の洪水で漂着した猿田彦神を祀ったのが創祀とされ、旧社地の形状から「おしゃもじさま」と呼ばれる。
御朱印は蒲田八幡神社で授与される。
御祭神 | 天宇受売命・猿田彦命 |
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社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都大田区西蒲田7-40-8 |
最寄駅 | JR京浜東北線 蒲田駅 東急多摩川線 蒲田駅 東急電鉄池上線 蓮沼駅 京浜急行電鉄本線・京浜急行電鉄空港線 京急蒲田駅 |
URL | http://misono.kamatahachiman.org/ |
御由緒
創建年代は不詳である。
その昔、多摩川の洪水で当地に流れ着いた猿田彦命を奉斎したことにはじまるという。
1887(明治20)年までは御園村と女塚村の鎮守として現在の蒲田駅東口の付近に八幡社が鎮座していた。
東海道線の敷設に伴ってその境内地が接収されたため、1888(明治21)年に当社を「御園神社」と改称し、境内を整備して御園村の鎮守とした。
このとき女塚村側に遷された八幡社は女塚神社となっている。
それ以前の境内は、しゃもじ形だったため、当社は「おしゃもじ様」と称されていた。
1945(昭和20)年の戦災により焼失したが、1960(昭和35)年に社殿、社務所が再建されている。
境内紹介
JR蒲田駅西口を出て、駅前ロータリー左手の信号(蒲田駅西口)を西にまっすぐ向かえば、ほどなく右手に玉垣が発見できる。
境内にはサラリーマンなどが参拝や休憩に訪れる姿が絶えない。
商店やオフィスビルが混在する中に穏やかな空気を醸し出す、町の鎮守様だ。
境内社
鳥居から少し入った辺りに稲荷神社。
宇迦之御魂神を祀る。
正一位伏見稲荷と掲げられているので、伏見稲荷大社からの直接勧請とみられる。
境内社は三社。
拝殿脇のお福神社はおしゃもじ様を祀る。
推論だが、この社こそが本来の御園神社の御祭神だろう。
巨石や奇石などが流れ着き、これを神体とした石神信仰が古くから当地に存在し、明治期に祭神の変更を余儀なくされ猿田彦神に置き換えられた、と考えられる。
お福神社が別に祀られているのは、それだけ「おしゃもじ様」に対する信仰が根強かったということかもしれない。
お福神社の隣には龍神を祀る榮龍神社。
こちらは水神としての信仰か。
御朱印
御園神社の御朱印。初穂料300円。
本務社・蒲田八幡神社の社務所にて受けられる。
無人の兼務社の分も拝受出来るのは大変ありがたい。
以前の御朱印
御園神社の地図
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