布多天神社
主祭神:少彦名神・菅原道真
社格:旧郷社・延喜式内小社
所在地:東京都調布市調布ヶ丘1-8-1
最寄駅:京王電鉄京王線 調布駅
URL:http://www.fudatenjin.or.jp/
御由緒:創建時期は定かではないが、社伝では第十一代垂仁天皇の御代(BC29年後半からAC70年頃)とされる。
927(延長5)年に制定された延喜式神名帳の式内小社に名を列せられた古社である。
1477(文明9)年に多摩川の洪水を避け、古天神(現・布田5丁目、古天神公園)より現在地へ遷座され、その際に菅原道真公を配祀された。
江戸時代に甲州街道が作られ、上石原、下石原、上布田、下布田、国領の五宿ができ、布田五宿と呼ばれた。
布多天神社は布田五宿の総鎮守であり、五宿天神と崇敬されたという。
布田五宿は、1889(明治22)年に飛田給、上ヶ給と合併して調布町となり、調布町総鎮守となった。
調布駅の北口からまっすぐ甲州街道へ出て、そこから右に曲がるとすぐに「布多天神前」の交差点がある。
甲州街道を横断し、北に進むと鳥居と境内が見えてくる。
参道には末社の稲荷神社(倉稲魂命)、神楽殿、撫で牛などが並ぶ。
拝殿前の狛犬は調布市指定有形民俗文化財。
1796(寛政8)年、境内で開かれる市の繁栄を祈願し奉納されたといわれ、市内最古の狛犬である。
拝殿は1985(昭和60)年、覆殿は1965(昭和40)年、内本殿は1706(宝永3)年の造営。
拝殿右横には境内末社。
向かって左から稲荷社(倉稲魂命)、大鳥神社(日本武尊)・金刀比羅神社(大己貴命)、そして御嶽神社(日本武尊)・祓戸神社(祓戸四柱大神)・疱瘡神社(不詳)の合殿が南を向いて並ぶ。
上記とは別に厳島神社(市杵島姫命)の石祠が単独で鎮座している。
なお、末社に大鳥神社が祀られていることから、布多天神社では11月に酉の市が行われる。
布多天神社 御朱印帳。初穂料1,000円。
布多天神社 御朱印。初穂料300円。拝殿左手の授与所にて受けられる。
書いて頂いた後、この御朱印にお祓いをして下さった。
初めてだったのでちょっとびっくりしたが、有り難みは増す。
11月に境内で開かれる酉の市の際には、境内末社・大鳥神社の御朱印が授与される。
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