有賀神社

有賀神社
御祭神:武甕槌命・經津主命
相殿神:少彦名命・月読命
社格:延喜式内小社(論社)・旧村社
所在地:茨城県水戸市有賀町1032
最寄駅:JR常磐線 内原駅
URL:http://www.mitokoumon.com/kankou/有賀神社.html
※水戸市観光協会公式サイト
御由緒:創建は平安時代前期の859(貞観元)年で、那珂国造によって創祀されたと伝えられる。
この那珂国造を初代の建借馬命とする説があるが、建借馬命は成務天皇の御代(131~181年)の人物である。
創建当初は藤内の地に鎮斎し、藤内神社と称していた。
これには異説が存在し、元の鎮座地は有賀台字塚原で、1573(天正元)年に有賀宿字藤内に遷座し藤内神社と称したとしている。
1590(天正18)年に塚原城の兵火にかかり社殿を焼失、翌1591(天正19)年に現在地へ遷座し鹿島明神と改称した。
1873(明治6)年に青木神社を合祀し村社へ列格、1877(明治10)年に社号を有賀神社と改号した。
1891(明治24)年10月、末社疱瘡神社(少彦名命・月読命)を合祀している。
古来より「虫切りの神様」として子どもの夜泣き・疳の虫に霊験ありとされている。
また、毎年11月11日の早朝に御神体が出御、道中法螺貝を吹き鳴らしながら大洗磯前神社へ渡御する「磯渡御」(お磯下り)は創建来の特殊神事で、水戸市の無形民俗文化財となっている。
延喜式内小社「常陸國那賀郡 藤内神社」の論社のひとつされる。
有賀神社 一の鳥居有賀神社 二の鳥居
有賀神社 狛犬 阿有賀神社 狛犬 吽
常磐線内原駅の北側を通る国道50号線(内原バイパス)を東へ。
内原跨線橋北の交差点から県道52号線を北に1km強進むと押ボタン信号のある三叉路にいたる。
神社の看板も出ているので、ここで戻るように一番左手の道へ左折、数十mで再び小さな看板がある路地へ右折すると社頭。
そばには市内でも評判のうどん店「たらいうどん椛や」がある。
有賀神社 拝殿有賀神社 社殿
有賀神社 本殿有賀神社 本殿
社殿は1976(昭和51)年から1977(昭和52)年にかけ、改築がなされている。
震災の影響か、千木の折損など傷みがみられる。
しかし境内の神気に一切の曇りもなく、もし本当に式内社だったとしても何ら違和感はない。
有賀神社 境内社有賀神社 境内社
有賀神社 境内社有賀神社 境内社
境内社は湯殿社、天津三十ニ神、諏訪社、稲荷社、熊野社、八坂社、淡島辯天社、天満宮が鎮座しているという。
社号や説明書きがなく、詳細は不明。
神池そばの石祠が淡島辯天社か、という推測しかできず。
いずれ再訪して詳しくお聞きしたい。

有賀神社 御朱印
有賀神社 御朱印。初穂料300円。
参道左手の社務所にて拝受。