鎮守氷川神社

2016年1月6日

概要

室町時代に創建された旧下青木村の鎮守。
豪快な筆運びと素盞鳴命の御神影が特徴的な御朱印は、季節ごとに色が変わる。
オリジナル御朱印帳も二種頒布あり。

御祭神 素盞鳴命・櫛稲田姫命
配祀神
天照皇大神・倉稲魂命・手力乎命・保食命・大国主命・菅原道真公・惶根命・面足命・建御名方命
社格 旧村社
鎮座地 埼玉県川口市青木5-18-48
最寄駅 JR京浜東北線 西川口駅
埼玉高速鉄道線 南鳩ヶ谷駅
国際興業バス 西川05系統 青木中学校停留所
URL http://chinjyu-hikawa.or.jp/

御由緒

室町時代初期の応永年間(1394~1427年)の創建といわれているが詳細は不明。
江戸時代、正覚院・神力坊・大円坊・般若院などの修験道寺院が別当寺として祭祀を行っていた。
しかし、ほかの三寺が次々退転していき、江戸中期からは般若院が祭祀隆興に功を尽し、明治維新後は社家となった。
1873(明治6)年4月に村社の指定を受け、1884(明治17)年には本殿・拝殿が再建された。
また、1907(明治40)年7月までに字間野の水戸社、字谷中の稲荷社、字宮前の神明社・稲荷社、字江川の稲荷社、字橋戸の稲荷社二社・石神井社・第六天社・神明社、字堤外の稲荷社三社、字堤根の神明社、字根の天神社、字寺前の稲荷社、字堤外の諏訪社を合祀している。
1923(大正12)年の関東大震災により拝殿・鳥居が倒壊した為、1927(昭和2)年に再建された。
1986(昭和61)年5月25日、氏子崇敬者の奉賛により、現社殿が造営されている。

境内紹介



西川口駅東口から西川口陸橋通りを約1.6km、南鳩ヶ谷駅からもほぼ同距離。
市立青木中学校東側を通る路地の先が社頭である。
なお、西川口駅東口か南鳩ヶ谷駅入口発のバスが青木中学校前に停るので、徒歩が苦手な方はこちらをおすすめする。
参道に入るとすぐ右手に「氷川大神」と書かれた石碑。
神代文字でスサオノが詠んだ「やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを」という和歌が刻まれている。


参道と拝殿前にニ対の狛犬。
参道の狛犬は1926(大正15)年、拝殿前は1851(嘉永4)年造。


造替から30年を迎えようとしている権現造の社殿。
春には見事な枝ぶりの桜が拝殿前を彩る。

境内社




境内には富士塚(浅間神社)がある。
御祭神は木花佐久夜昆売命。
整備された登山道を登ると撫で犬像と奥宮。
撫で犬は子宝・安産には親犬、子育てには子犬、家内安全には親子を、というように祈願に応じて撫でるとよいそうだ。

社殿をぐるりと囲むように境内社が祀られている。
社殿左側から弁天社(市杵島姫命)と磯前神社(大己貴命)。

修験道の名残りで不動尊堂(足立百不動尊88番)がある。その隣には天神社(菅原道真公)。

社殿の右手に回ると三峰神社(伊邪那伎命・伊邪那美命)と古峰神社(日本武尊)。

稲荷神社(倉稲魂命)には幾本もの赤鳥居。

御朱印・御朱印帳

御朱印

鎮守氷川神社の御朱印。初穂料500円。
拝受は境内右手の授与所にて。
兼務社・上青木氷川神社の御朱印も授与されている。
御祭神・素盞鳴命の御神影は季節ごとに色が変えられる。
冬(1~3月)は紫、春(4~6月)は緑・夏(7~9月)は青・秋(10~12月)は赤となる。
各期間内でも正月や七五三など繁忙期には書置きでの授与になるか、あるいは対応自体が停止される場合がある。

なお、全ての色を揃えると、記念として素盞鳴命の御影が授与される。

限定御朱印

2017(平成29)年の正月期間、数量限定の「金運開運祈願御朱印符」という見開きの御朱印が頒布された。

2017(平成29)年6月には「夏越大祓神事御朱印符」。

御朱印帳


鎮守氷川神社 御朱印帳。初穂料1,300円(御朱印分含む)。
表は素盞鳴命の御神影、裏は石見神楽・大蛇の一場面。
なお、この他毎月15日のみ頒布される横尾忠則デザインの別柄もある。

鎮守氷川神社の地図