宇喜田稲荷神社

宇喜田稲荷神社
御祭神:豊受姫神
社格:旧村社
所在地:東京都江戸川区北葛西4-24-16
最寄駅:東京メトロ東西線 葛西駅・西葛西駅
URL:http://www.ukita-inari.net/
御由緒:1643(寛永20)年の創建といわれている。
周辺は1596(慶長元)年頃より、後北条氏家臣だった宇田川喜兵衛定氏によって開墾された地域で、後に宇喜田と呼ばれるようになった。
元禄年間に西宇喜田村と東宇喜田村に分村し、当社は旧西宇喜田村(現・宇喜田町・北葛西・西葛西・中葛西)の鎮守社となる。
1868(明治元)年、村社に列せられた。
周辺区画整理事業に伴い、1978(昭和53)年より境内の土盛・社殿増改築・玉垣等施設整備工事が進められ、現在の景観になった。
宇喜田稲荷神社 鳥居と社号標宇喜田稲荷神社 手水舎
宇喜田稲荷神社 神楽殿宇喜田稲荷神社 東側鳥居
最寄りの西葛西駅から北へ向かい、UR小島町二丁目団地の間を通り抜けて葛西橋通りへ出る。
通りを横断した先にあるドン・キホーテ葛西店の裏手、北東側住宅街の一角に鎮座している。
正参道は南面しており、東側にも参道がある。
正参道の常灯明二基は1825(文政8)年6月再建、手水舎の水鉢は1838(天保9)年の奉納、東参道の石鳥居は1782(天明2)年4月造立。
宇喜田稲荷神社 社殿全景宇喜田稲荷神社 本殿
宇喜田稲荷神社 拝殿宇喜田稲荷神社 拝殿内部
直会などで使用される1階部分の上に、神明造り木造社殿が載せられた珍しい形式。
階段を上って拝殿前まで進める。
境内の改修記念碑を読むと社地が低湿であることが伺え、このような形式を採用したのは木造社殿を保護する目的もあったのだろう。
宇喜田稲荷神社 力石群宇喜田稲荷神社 黄金山神社・弁天社
境内最奥には1905(明治38)年建立の乾海苔創業記念碑、そして1891(明治24)年建立の納石碑とともに12基の力石群(江戸川区登録有形民俗文化財)が安置されている。
境内末社は、正参道鳥居の左手に黄金山神社(金山毘古神・金山毘賣神)、弁天社(市杵嶋姫神)がそれぞれ鎮座してる。
黄金山神社は石巻市・金華山黄金山神社を勧請したとされている。
宇喜田稲荷神社 御朱印
宇喜田稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
社殿左手の社務所にて拝受可能。
なお、2016年4月現在は印刷書き置きのみの授与で、日付の墨書きもされない。