青渭神社(東長沼)


御祭神:青渭神・猿田彦命・天鈿女命
社格:旧郷社・延喜式内小社(論社)
所在地:東京都稲城市東長沼1054
最寄駅:JR南部線 稲城長沼駅
京王相模原線 稲城駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/25_minamitama/25197.html
御由緒:創建の年代は不詳だが、平安時代初期の弘仁年間(810~824年)とする伝承がある。
鎮座地付近には往昔大きな青い沼があり、その神霊を祀ったことが起源とされ、「大沼明神」「青沼大明神」と称された。
延喜式神名帳に記載された多磨郡八座のうち「青渭神社」の論社(他は青梅市と調布市に鎮座)となっている。
江戸時代は領主・朝倉家代々による尊崇が篤く、1873(明治6)年、郷社に列せられた。
毎年10月1日の祭礼で奉納される獅子舞は、稲城市指定文化財である。
大獅子・求獅子・女獅子と天狗が社殿前に作られた土俵を中心として舞うもので、三頭の獅子は武州御嶽の神、鎮守青沼の神、相州大山の神をかたどるといわれる。
この獅子舞の起源を明らかにする史料は残っていないが、江戸時代中期の安永4年(1775年)の古文書に記録が残っており、これ以前に始まったことが推測できる。
1915(大正4)年から一時中断していたが、1937(昭和12)年に再開された。

稲城長沼駅から南を通る川崎街道へ向かう。
東長沼信号機で街道を渡り、そこから150mほど進んだあたりで社殿が見えてくる。
表参道はさらに100m強先にある十字路を左に曲がってすぐ。
社号標は古い鳥居を再利用したものと思わしき円柱。
郷社の文字がしっかりと刻まれている。



細く長い参道には二対の狛犬。
最初の一対は1883(明治16)年造立。吽形の顔が大きく欠損するなど、劣化が著しい。
もう一対は1830(文政13)年造で、阿吽とも頭頂部に窪みがある尾立ち。
手水舎に置かれた1848(嘉永元)年銘の水盤も特徴的で、大きく龍の姿が浮き彫りされている。

現社殿は1974(昭和49)年8月造営のRC造だが、内部に収められた本殿は、江戸初期の築造と伝えられる。

境内社は、社殿向かって右手奥に稲荷神社(宇迦御魂命)が一社鎮座する。


稲城市青渭神社 御朱印。初穂料300円。
社殿後方の宮司様宅にて授与される。
あいにく宮司様ご不在だったため、書き置きにて拝受。