七社神社(西ヶ原)

2014年7月5日

七社神社
御祭神:伊邪那岐命・伊邪那美命・天児屋根命・伊斯許理度賣命・市寸島比賣命・仲哀天皇・応神天皇
社格:旧村社
所在地:東京都北区西ヶ原2-11-1
最寄駅:東京メトロ南北線 西ヶ原駅
JR京浜東北線 王子駅・上中里駅
都電荒川線 飛鳥山駅・栄町駅
URL:http://www.nanasha.jp/
御由緒:1793(寛政5)年の火災により、古文書、古記録などすべての資料と共に焼失したため、創建時期や由緒は不明である。
仏宝山無量寺境内の高台(西ヶ原1-27-39 現・古河庭園内)に鎮座していたという。
1794(寛政6)年9月23日に再建された後、1868(明治元)年の神仏分離令により独立する。
「新編武蔵風土記稿」によれば「西ヶ原村七所明神社、村の鎮守とす紀伊国高野山四社明神をおうつし祀り、伊勢・春日・八幡の三座を合祀す故に七所明神と号す。」とあり、社号は七柱の神々を奉斎することに由来する。
翌1869(明治2)年、一本杉神明宮の社地(現在地)に遷座し、西ヶ原・栄町の総鎮守として奉祀されるに至った。
1893(明治26)年に本殿、1928(昭和3)年に拝殿を改築している。
七社神社 参道入口大鳥居七社神社 二の鳥居
西ヶ原駅A1出口から左手、本郷通り沿いを進む。
国立印刷局東京工場を過ぎ、滝野川警察署の左脇を斜めに入る路地が参道の入口。
1934(昭和9)年造の立派な石鳥居が建っているのでわかりやすい。
これを道なりに進めば社頭に至る。
七社神社 手水舎七社神社 舞殿
七社神社 御神木七社神社 孔子像・孟子像
大社ではないが、よく整えられた境内には御神木の見事な大銀杏はじめ樹木や植栽が豊かである。
七社神社 狛犬 吽七社神社 狛犬 阿
社殿前に狛犬一対。1893(明治26)年11月奉納。
姿勢よく社地を見守っている。
阿吽とも子抱きであることから、子宝・安産・家族円満の御利益があるとされる。
七社神社 拝殿七社神社 本殿
七社神社の桜 (3)七社神社の桜 (1)
七社神社の桜 御衣黄七社神社の桜 福禄寿
拝殿前には2本の珍しい品種の八重桜が植えられ、毎年4月中旬頃に見事な花を咲かせる。
薄黄緑の花は御衣黄(ギョイコウ、ピンクの花を咲かせるのは福禄寿。
七社神社 一本杉神明宮七社神社 一本杉
七社神社には境内社も多い。写真は元々当地に鎮座していた一本杉神明宮(天照大御神)。
その裏手には御神木であった一本杉の切り株が今も残る。
七社神社 菅原社・三峰社七社神社 稲荷社
七社神社 熊野社
境内社は神明宮の他に、菅原社(菅原道真)・三峰社(日本武尊)の合殿、稲荷社(保食神)、熊野社(伊邪那美命)、疱瘡社(疱瘡神)。

七社神社 御朱印帳
七社神社 御朱印帳三種
西ヶ原七社神社 御朱印帳。初穂料1,000円。
子抱き狛犬がモチーフで三色用意されている。
七社神社 御朱印(平成28年)
西ヶ原七社神社 御朱印。初穂料300円。
授与は社殿左手奥の社務所(兼宮司様邸)にて。
他サイトでも紹介されているが、大変親切で気さくな宮司様御夫妻である。
筆者の御朱印帳を見ながら他の神社の話題、桜のお話など、出されたお茶を頂きながらしばしの時間を過ごした。
この日も多くの神社を巡った後、締めに参拝させていただいたのだが、よい休憩になった記憶がある。

七社神社 御朱印(平成26年) 七社神社 御朱印(平成27年) 七社神社 夏詣御朱印 七社神社 初詣御朱印

この三年間に御神紋、御衣黄・福禄寿の印判などが徐々に追加されるようになった。
7月1~7日までは夏詣の限定御朱印となる。
また、当社・雑司が谷大鳥神社大塚天祖神社の三社で「都電神社めぐり」と称する企画が行われている。