宇迦八幡宮

2016年5月8日


御祭神:宇迦之御魂命・應神天皇
社格:旧無格社
所在地:東京都江東区千田12-8
最寄駅:東京メトロ半蔵門線 住吉駅
都営地下鉄新宿線 住吉駅
URL:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/14_koto/14016.html
御由緒:現在の千石・石島・千田・海辺・扇橋一帯は干潟で、江戸時代に市中から排出された塵芥や残土を用いて埋立が行われ、十万坪築地と呼ばれていた。
1723(享保8)年、商人・近江屋千田庄兵衛と井籠屋萬蔵両名による新地開発願が許され、2年をかけて開発が行われた。
近江屋の本姓から千田新田と名付けられたが、農業用地はごくわずかで庄兵衛は鋳銭場を設け寛永通宝の鋳造なども行っている。
当地は板倉佐渡守、松平薩摩守、島津但馬守の抱地となった後、1796(寛政8)年一橋家の領地とされたため一橋領十万坪とも呼ばれた。
当社は小祠であったが、千田庄兵衛は社殿を造営し千田稲荷神社と称して新田の産土神・鎮守とした。
穀物が不作だった際に当社へ祈願したところ神託があり、片栗を栽培し農民が飢餓から救われたという伝承によって片栗八幡宮とも称されたという。
新編武蔵風土記稿には「稲荷八幡合社 村ノ鎮守ナリ 村持」と記載されている。
入母屋権現造り総桧銅板葺きの旧社殿は戦災で焼失したが、1952(昭和27)年1月25日社号を宇迦八幡宮と改称、同年7月に旧社殿と同様の社殿が再建されている。

最寄駅の住吉駅B1出口から四ツ目通りを南下、小名木川を渡り清洲橋通りを横断後、次の路地で右折する。
この路地を100m先で左折すると社頭にいたる。
なお、近くには猿江神社も鎮座している。
境内の手水舎には見慣れないものが。近づいてみると金魚が泳ぐ水槽。
暑い季節には参拝者に涼しさを提供してくれるだろう。



社殿左手を奥に進むと石造六角宝塔(江東区登録有形文化財)と身代わり地蔵尊。
石塔には6体の仏像が掘られ「貞享二年乙丑八月十五日」「妙法華経千部供養塔」の銘。
1685(貞享2)年、千田庄兵衛が造立し永代寺に収めたもので、同寺廃寺後は社有地に置かれていたが、戦後の再建時に現在の場所に移された。

宇迦八幡宮 御朱印。初穂料300円。
社殿向かって右手奥の社務所にて受けられる。