亀戸天祖神社
御祭神:天照皇大御神
社格:旧村社
所在地:東京都江東区亀戸3-38-35
最寄駅:JR総武線 亀戸駅・錦糸町駅
東武鉄道亀戸線 亀戸駅・小村井駅
東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 押上駅
東京メトロ半蔵門線 押上駅
都営地下鉄浅草線 押上駅
京成電鉄押上線 押上駅
URL:http://www.tensojinja.com/
御由緒:推古天皇の御代(593~628年頃)に聖徳太子の作による神像を祀ったのが創建とされる。
当地は東京湾の奥に点在した小島のうち「柳島」と呼ばれた島で、その総鎮守が当社であった。
旧称は柳島・砂原神明宮(すなはらのしんめいぐう)という。
永享年間(1429~1441年)社殿が崩壊したが、戦国期に入ったこともあり修復が進まず、1541(天文10)年になって再建された。
この後も安政の大地震や関東大震災等により、社殿は被災を繰り返している。
天正年間(1573~1593年)に疾病が大流行した際、織田信長は当社へ使者を遣わせ、流鏑馬を奉納したところ、流行は収まったという。
この事が恒例となり、現在でも秋の例祭時に氏子児童を選出して歩射(びしゃ)が行われる。
1872(明治5)年に村社に列し、天祖神社と改称された。
1929(昭和4)年12月に当時国内ではほとんど例がなかった鉄筋コンクリート造社殿が造営され、現存する。
当日は亀戸一帯の神社を巡っていたため、亀戸天神の参拝後、裏手に回りまっすぐ北に向かって歩き到着。
その他のルートだと、やはり各線押上駅から浅草通り伝いに来るのが判りやすいだろう。
参道を進むと右手に手水舎、その後ろに亀戸七福神の福禄寿を祀るお社が鎮まる。
拝殿の朱と白、石造物と緑が調和した美しい斎庭。
狛犬は現社殿に造替された翌年、1930(昭和5)年9月に奉納されている。
境内社の太郎稲荷神社(倉稲魂神)。
境内全域がそうなのだが、まだ寒い時期にも関わらず緑を湛えた社叢に囲まれ、神聖な空気が漂う。
しかし決して人を寄せ付けない類のものではなく、どこか柔らかい温もりが感じられるものだった。
亀戸天祖神社 御朱印帳。初穂料1,200円。
歩射の様子が描かれたデザインで、表紙の見返しには御神紋が捺されている。
亀戸天祖神社と亀戸七福神・福禄寿の御朱印。初穂料各300円。
御朱印、御朱印帳とも参道左手の社務所にてお願いできる。
境内社・太郎稲荷神社・卯月祭の御朱印。初穂料500円。
太郎稲荷神社の御朱印は通常出されておらず、例祭「卯月祭」のときのみ授与が行われる。
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