亀戸天祖神社

2014年4月2日

亀戸天祖神社
御祭神:天照皇大御神
社格:旧村社
所在地:東京都江東区亀戸3-38-35
最寄駅:JR総武線 亀戸駅・錦糸町駅
東武鉄道亀戸線 亀戸駅・小村井駅
東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン) 押上駅
東京メトロ半蔵門線 押上駅
都営地下鉄浅草線 押上駅
京成電鉄押上線 押上駅
URL:http://www.tensojinja.com/
御由緒:推古天皇の御代(593~628年頃)に聖徳太子の作による神像を祀ったのが創建とされる。
当地は東京湾の奥に点在した小島のうち「柳島」と呼ばれた島で、その総鎮守が当社であった。
旧称は柳島・砂原神明宮(すなはらのしんめいぐう)という。
永享年間(1429~1441年)社殿が崩壊したが、戦国期に入ったこともあり修復が進まず、1541(天文10)年になって再建された。
この後も安政の大地震や関東大震災等により、社殿は被災を繰り返している。
天正年間(1573~1593年)に疾病が大流行した際、織田信長は当社へ使者を遣わせ、流鏑馬を奉納したところ、流行は収まったという。
この事が恒例となり、現在でも秋の例祭時に氏子児童を選出して歩射(びしゃ)が行われる。
1872(明治5)年に村社に列し、天祖神社と改称された。
1929(昭和4)年12月に当時国内ではほとんど例がなかった鉄筋コンクリート造社殿が造営され、現存する。
亀戸天祖神社 鳥居亀戸天祖神社 手水舎
亀戸天祖神社 福禄寿社亀戸天祖神社 二の鳥居
当日は亀戸一帯の神社を巡っていたため、亀戸天神の参拝後、裏手に回りまっすぐ北に向かって歩き到着。
その他のルートだと、やはり各線押上駅から浅草通り伝いに来るのが判りやすいだろう。
参道を進むと右手に手水舎、その後ろに亀戸七福神の福禄寿を祀るお社が鎮まる。
亀戸天祖神社 狛犬 吽亀戸天祖神社 狛犬 阿
亀戸天祖神社 拝殿亀戸天祖神社 本殿
拝殿の朱と白、石造物と緑が調和した美しい斎庭。
狛犬は現社殿に造替された翌年、1930(昭和5)年9月に奉納されている。
亀戸天祖神社 太郎稲荷神社 赤鳥居亀戸天祖神社 太郎稲荷神社 石鳥居
亀戸天祖神社 太郎稲荷神社亀戸天祖神社 太郎稲荷神社 社殿
境内社の太郎稲荷神社(倉稲魂神)。
境内全域がそうなのだが、まだ寒い時期にも関わらず緑を湛えた社叢に囲まれ、神聖な空気が漂う。
しかし決して人を寄せ付けない類のものではなく、どこか柔らかい温もりが感じられるものだった。
亀戸天祖神社 御朱印帳
亀戸天祖神社 御朱印帳。初穂料1,200円。
歩射の様子が描かれたデザインで、表紙の見返しには御神紋が捺されている。
亀戸天祖神社 御朱印
亀戸天祖神社 亀戸七福神 福禄寿 御朱印
亀戸天祖神社と亀戸七福神・福禄寿の御朱印。初穂料各300円。
御朱印、御朱印帳とも参道左手の社務所にてお願いできる。
亀戸天祖神社 太郎稲荷神社 卯月祭 御朱印
境内社・太郎稲荷神社・卯月祭の御朱印。初穂料500円。
太郎稲荷神社の御朱印は通常出されておらず、例祭「卯月祭」のときのみ授与が行われる。