目黒大鳥神社

2014年11月24日


御祭神:日本武尊
相殿神:国常立尊・弟橘媛命
社格:旧村社
所在地:東京都目黒区下目黒3-1-2
最寄駅:JR山手線 目黒駅
東急目黒線 目黒駅
東京メトロ南北線 目黒駅
都営地下鉄三田線 目黒駅
URL:http://www.ootorijinja.or.jp/
御由緒:目黒区内最古とされている神社である。
景行天皇の御代(西暦71~130年)、当地に国常立尊を祀る社があった。
日本武尊は東夷平定の折、当地に立寄り、東夷平定の成就と臣下が患っていた眼病の平癒を祈願したところ、無事東夷平定に成功し、また臣下の病も治癒したため、その神恩に感謝し当社を盲神(めくらがみ)と称え、所持していた十握剣を当社に奉献した。
この剣は天武雲剣と称され、当社の神宝となっている。
当社の社伝によると「尊の御霊が当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神として祀る」とあり、806(大同元)年には神勅によって社殿が造営されたという。
酉の市開催の歴史も比較的古く、元は付近の農民が野菜や実用品を売るために開かれていた市に、下目黒で造り酒屋を営んでいた大国屋與兵衛が1835(天保6)年11月の初酉の日に浅草から熊手を取り寄せたことに始まるという。


各線目黒駅から目黒通り(権之助坂)を下り、目黒川や若干昭和の風情が残る商店街を眺めつつ、山手通りを目指す。
交差点までたどり着けば、その角地に社地が発見できる。
参道は山手通り側(東向き)と目黒通り側(北向き)にそれぞれあり、山手通り側が表参道。


1916(大正5)年奉納、子抱き江戸流れの狛犬は内藤慶雲の作。



現在の社殿は1962(昭和37)年に完成したものである。
境内には庚申塔群や櫛塚、切支丹灯篭などの江戸時代の石造物が残されている。

社殿左脇に境内社が一社、目黒稲荷神社。
御祭神は倉稲魂命、素盞嗚尊、火産巣火神、水速女命。

目黒大鳥神社 御朱印。初穂料300円。
例大祭や酉の市開催時、拝殿前に設けられる臨時の授与所にて拝受可能。
書き置き形式のみである。
通常時社務所には「ご朱印はやっておりません」の貼り紙が掲示されており、授与はされない。