朝日神社
概要
平安時代初期の天慶年間(938~947年)創建とされる古社。
毎年7月上旬の週末には宮崎県日之影町が主催する「ほおずき市」が開催される。
御祭神 | 倉稲魂大神・市杵島姫大神・大國主大神・大山祇大神・北野天神 |
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社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都港区六本木6-7-14 |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線 六本木駅 都営地下鉄大江戸線 六本木駅 |
URL | http://www.asahi-jinjya.com |
御由緒
「麻布台懐古碑」によれば天慶年間(938~947年)の創建と伝えられる。
当初境内に大池があり、当地の鎮守社として市杵島姫大神(弁財天)を祀り崇敬されていたという。
大和国の戦国大名・筒井順慶の姪、朝日姫(三光院清心尼)が、長者ヶ丸(青山付近の旧地名)を通る際、草むらに光輝く稲荷の神像と観音の像を発見し、持ち帰った。
清心尼は観音像を専称寺に寄進し、渋谷に構えた草庵に稲荷の神像を祀っていたが、後に当社の弁財天と合祀し、日ヶ窪稲荷と称されるようになった。
その後、明和年間(1764~1772年)に朝日稲荷と改称され、さらに1895(明治28)年「朝日神社」と改称した。
1923(大正12)年の関東大震災および1945(昭和20)年の戦災で社殿など焼失しており、1954(昭和29)年に社殿の再建を果たした。
1993(平成5)年、社殿および社務所・参集殿を鉄筋コンクリート造にて造替し現在に至る。
境内紹介
六本木通りと外苑東通りの交差点、洋菓子・喫茶の名店アマンド脇を芋洗坂へと下る。
その150mほど先の右手に石鳥居が建つ。
油断すると見逃して通り過ぎてしまうので注意が必要だ。
拝殿側から参道と掲げられた御神燈と、そして芋洗坂を臨む。
こじんまりとした境内だが、六本木の一等地に永く鎮座しこの大都会を護っており、奉納された御神燈にも著名な企業や芸能人の名が並ぶ。
狭小な社地の幅いっぱいに社殿が建てられているため、全容を確認するのは難しい。
俯瞰すると本殿も神明造であることがわかる。
境内社
社殿向かって右手の奥に稲荷神社が鎮座している。
近隣で祀っていた邸内社を遷座したようだ。
御朱印
朝日神社の御朱印。初穂料300円。
境内の隣は「朝日神社会館」という貸オフィスビルで1階が社務所になっている。
御朱印はそちらに申し出る。(社務所不在の際はインターホンで。)
対応時間は9時より16時まで。
夏詣限定御朱印
2017(平成29)年から夏詣に賛同、夏詣印が捺された御朱印を授与されている。
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