八幡大神社


御祭神:應神天皇
社格:旧村社・杵築大社兼務社
所在地:東京都三鷹市下連雀4-18-23
最寄駅:JR中央線 三鷹駅
URL:—
御由緒:1657(明暦)3年、明暦の大火(振袖火事)は江戸市中に甚大な被害をもたらしたことから、幕府は住宅の再建を許さず、火除地や広小路の整備など防火対策を行ったほか、一方で、被災した人々には郊外への移住も奨励された。
神田連雀町の一部住民25人衆とその家族に対しては替地として当地が与えられ、1658(万治元)年に移住し新田開拓を行う。
当地の地名「連雀」は「神田連雀町」に由来している。
1664(寛文4)年、連雀村の名主・松井治兵衛は村の年寄・組頭等と連署をもって氏神社の創建を幕府に請願した。
時の老中・松平伊豆守は代官・野村彦太夫に検地を命じ、社地約一万坪を除地と定め、鎮守八幡大神社の創建を許可した。
禅林寺の前身の松之坊の隣地に社殿が造営され、後に禅林寺が別当寺となった。
社殿は1725(享保10)年に改修ののち、1844(弘化元)年には再建が行われた。
神仏分離令後の1873(明治6)年6月、村社に列せられている。



三鷹通りと連雀通りの交点が鎮座地。
三鷹駅南口から三鷹通りに入り、あとは道なりに南へ800mほど。
当社は現在、武蔵野市鎮座・杵築大社の兼務社ということだが、規模感はかなりのもの。
正参道は連雀通り側にあるが、三鷹通りからも境内に入ることが可能。


御神木スダジイは強烈な存在感。三鷹市の天然記念物となっている。
そのすぐそばに神門があり、両脇は神輿庫になっている。
ガラス越しのため撮影は困難だが、立派な神輿や獅子頭が拝観できる。


現社殿は1965(昭和40)年9月に新築されたのち、1991(平成3)年6月に北へ15m社殿を移転されている。
瑞垣に囲まれた本殿周囲は豊かな社叢にも囲まれ、神聖な雰囲気に満ちている。

社殿脇を通り抜けると裏参道。ここにも両部鳥居が1基ある。

八幡大神社 御朱印。初穂料300円。
参道右手の授与所にて受けられるが、通常はコピー。
毎月朔日(1日)と15日の月次祭斎行時、書き手が滞在している間のみ直書きの御朱印が授与される。
「日月火水木金土」は天照大神・月読尊・火産霊神・水波能売神・木々能知神・金山彦神・産土大神(大地主神)を表している。