妙法稲荷神社

2017年7月2日

概要

江戸時代後期の享和元年9月、水害からの復興祈願のため京都・伏見稲荷大社の御分霊を勧請して創建された。
羽田七福いなりめぐりの二番で、御利益は招福厄除とされている。

御祭神 宇迦之御魂命
社格 旧無格社
鎮座地 東京都大田区本羽田1-12-9
最寄駅 京浜急行電鉄空港線 糀谷駅
URL http://myohouinari.hanedajinja.com/

御由緒

1801(享和元)年9月、大洪水の被害から復興を祈願して京都・伏見稲荷大社の御分霊を賜り創建されたと伝えられる。
当初社殿が造営された場所には松の大木があり、その根元には神使とされた白蛇が生息していたことから、蛇稲荷と呼ばれていた。
1923(大正12)年の関東大震災で大松ならびに社殿が焼失し、松の切株の上に八角堂が再建された。
妙法稲荷と称され崇敬を受けていたが、1945(昭和20)年の戦災によって八角堂が焼失したため、1956(昭和31)年に現社殿が造営された。

境内紹介


萩中神社東脇の道を南に進むと蒲田女子高にいたる。
ここで右折した後、区立出雲小の西側で左折、そこから160mほど先の右手が鎮座地。
南側は遊具が備えられた上田稲荷児童遊園として整備されている。
鳥居の扁額は「正一位妙法稲荷社」社号標には「上田稲荷神社」と刻まれているが、正式な社号は「稲荷神社」だ。



幾本もの奉納幟がはためく社殿。
ここも氏子の信仰心が寄り集まった、結晶のような社である。

境内社


境内社は一社、拝所向かって右手に天祖神社(天照皇大神)が鎮座している。

御朱印

羽田七福いなりめぐりの一社であり、正月の開催時期のみ、朱印が境内にて受けられる。
図案は大松に巻きついた白蛇と八角堂。
初穂料100円。

妙法稲荷神社の地図