御嶽神社(北嶺町)

2014年7月30日


御祭神:國常立尊
相殿神:國狭槌尊・豊雲野尊
社格:旧村社
URL:http://mineno-ontake.com/
所在地:東京都大田区北嶺町37-20
最寄駅:東急電鉄池上線 御嶽山駅
東急多摩川線 沼部駅
御由緒:創建は武州荏原郡嶺村(現・嶺町地区)ができた1535(天文4)年頃とされる。
元は小祠であったことが新編武蔵風土記稿に記されている。
1831(天保2)年、木曽御嶽の修験者・一山行者により木曽御嶽関東第一分社として御分霊が勧請され、社殿も造営された。

池上線御嶽山駅を出て左、イオンの前を通り角を右に曲がると社頭がもう見えている。
鎮守の森からは賑わう商店街を見守るかのように神気が放たれている。

頑丈そうな木柵に囲われた狛犬さん。

注目すべきは江戸末期から現存する社殿に彫り込まれた見事な彫刻。
宮大工・彫刻師であった藤原篤意(ふじわらとくおき)によって社殿造営と併せ製作されたものであり、現在は大田区の指定文化財となっている。


社殿の左脇を奥へ進むと、「杜の霊神水」と称される泉がある。
元々一山行者が水行を行った古井戸だったといい、2008(平成20)年に再整備された。
こんこんと湧き出る御神水を口に含んでみたところ、なんと微妙に甘みがあり驚いた。

境内社は三社。木曽御嶽の御分霊を勧請した一山霊神を祀る一山神社。
木曽御嶽で修行を積んでいたが霊夢に従い下山、当社が大神の示現したところとして布教に励み、信者を増やしたという。
一山神社のそばには七福稲荷神社が鎮座する。

社殿右手には大鳥神社。さらにその後方には石碑群も。

御嶽神社 御朱印。初穂料300円。参道途中左手の社務所にて。味わい深い達筆に感動。
御朱印ばかりでなく、周辺の町並みや境内の雰囲気含め、とてもしっくりくる。
特に再訪したい神社のひとつとなった。