氷川神社(矢口)


御祭神:素盞嗚尊
社格:旧無格社
所在地:東京都大田区矢口1-27-7
最寄駅:東急多摩川線 武蔵新田駅
URL:http://nittajinja.org/hikawa2/
御由緒:矢口地区(矢口南町会・矢口中町会・矢口北町会)の氏神であり、区内唯一の氷川神社である。
1945(昭和20)年4月の空襲で社殿等一切を焼失したため、創建・由緒は不明。
新編武蔵風土記稿によれば、別当寺は現在の本務社・新田神社と同じく真福寺(大正時代に廃寺・福田山蓮花寺に合併)であった。
戦後の1958(昭和33)年、社殿・神輿・山車が再建されている。
当社の神輿の前後には三つ巴(氷川神社の神紋)、左右に大中黒・新田一つ引(新田神社の神紋)が掲げられている。
これは氏神である当社への敬意が表されており、新田神社では独自の神輿を再建せず、両社の祭礼でこの神輿が渡御される。
神輿は2007(平成19)年、新田神社境内に新築された神輿庫に保管されている。


武蔵新田駅からは南に徒歩5分ほど、新田神社の社頭からは徒歩2分の住宅地に鎮座している。
境内は区立の児童遊園として整備されており、比較的広めなこともあってか、親子連れが多く集まっている。
由緒は不明であるが、新田神社の配慮から推測すると南北朝時代以前から氏神として祀られていたのであろう。

社殿右手に末社として三社稲荷が鎮座する。
由緒等は不明だが、傍らに1972(昭和47)年12月に鎮座したことを記念する碑が建っている。


大田区矢口氷川神社 御朱印。初穂料300円。
当社自体は通常無人で、本務社の新田神社で御朱印を授与されている。
墨が濃いため、必要に応じ裏移りの対策を。