駒繋神社
概要
平安時代以前の創建とされる古社で、子の明神と称されていた。
源頼朝が戦勝祈願の際、境内の松に馬を繋いだことから駒繋神社と称されるようになった。
御祭神 | 大国主命 |
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社格 | 旧無格社 |
鎮座地 | 東京都世田谷区下馬4-27-26 |
最寄駅 | 東急電鉄東横線 祐天寺駅 東急電鉄田園都市線 三軒茶屋駅 東急バス 渋32・33・34系統 駒繋神社停留所 |
URL | http://www.komatunagi.jp/ |
御由緒
1056(天喜4)年4月、源義家が父頼義と共に朝廷から命を受け、奥州の安部氏征討に向う途中当地を通過し、当社に立ち寄り子の神に武運を祈ったと伝えられている。
このことから、少なくともこれ以前に里人たちによって出雲大社の分霊が勧請され守護神として祀っていたと推測される。
1189(文治5)年、源頼朝は奥州の藤原泰衡征伐のため鎌倉を発ち、当地を通過する際、祖先である義家が当社に参拝したのを回想し、愛馬である芦毛馬を境内の松の木に繋いで参拝した。
この故事から、駒繁神社とも称するようになったとされ、明治以降正式な社号となった。
現社殿は1938(昭和38)年に竣工した鉄筋コンクリート造で、その本殿内には1898(明治31)年に造営された旧社殿が納められている。
境内紹介
最寄駅は東横線の祐天寺駅か田園都市線の三軒茶屋駅。
徒歩であれば15~20分入り組んだ住宅街を歩くのでそのつもりで。
ほか交通機関としては渋谷駅から池尻大橋、三宿、自衛隊中央病院などを経由する東急バスがある。
同系統には多摩川駅、奥沢駅、緑が丘駅、都立大学前駅などを経由する便がある。
旧蛇崩川(現在は遊歩道)に架かる神橋を渡り、一の鳥居、そして参道の石段へ。
石段を上りきったすぐ右手に手水舎がある。
境内南側には1892(明治25)年造営の神楽殿。
現社殿はRC造だが、拝殿の向拝部には龍や獅子の木彫刻で装飾されており、改築当時のこだわりが伺える。
境内社
境内には6社の末社が鎮座する。
社殿向かって左手に、御嶽神社(大口真神)・榛名神社(火産霊神・埴山昆売神)・三峯神社(伊弉諾尊・伊弉冉尊)の三社合殿と、旧拝殿を移築して英霊250有柱を祀った招魂社が鎮座している。
招魂社のそばには江戸時代後期、1808(文化5)年奉納の水鉢がある。
境内の南北に鎮座する稲荷神社2社(倉稲魂命)。
境内南側北向きの社は北方を、北側南向きの社は南方を、それぞれ守護しているという。
御朱印
駒繋神社の御朱印は、拝殿正面(境内南側)にある社務所で受けられる。
初穂料500円。
以前の御朱印
以前は小槌の印判が捺されていなかった。
式年大祭の御朱印
2017(平成29)年は鎮座960年にあたり、式年大祭の御朱印が授与された。
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