渋谷氷川神社
概要
正確な創建時期は不明だが、日本武尊が勧請したと伝えられ、渋谷区最古の神社といわれる。
奉納相撲が盛んで、世田谷八幡宮・大井鹿嶋神社のそれとともに江戸郊外三大相撲のひとつに数えられる。
御祭神 | 素盞嗚尊・稲田姫命・大己貴尊・天照皇大神 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都渋谷区東2-5-6 |
最寄駅 | JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン 渋谷駅 東急電鉄田園都市線・東横線 渋谷駅 京王電鉄井の頭線 渋谷駅 東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線 渋谷駅 東京都営バス(学03系統) 國學院大學前停留所 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shibuya/3272 |
御由緒
正確な創建時期は不明であるが、渋谷区最古の神社とされている。江戸七氷川の一つ。
1605(慶長10)年9月に当社別当であった宝泉寺第百代住職・実円の記した「氷川大明神宝泉寺縁起」によれば、日本武尊東征の際、当地に素盞鳴尊を勧請したという。
降って弘仁年中(810~823年)、慈覚大師が宝泉寺(現・東2-6-16)を開基し、同寺が別当になったとされており、1713(正徳3)年幕府に出した書状には「起立の年数知れず申候」と残されている。
なお、源頼朝による勧請説や金王丸常光による崇敬などの説もあるが、いずれも定かではない。
江戸時代には奉納相撲が盛んに行われ、世田谷八幡宮、大井鹿嶋神社とともに江戸郊外三大相撲のひとつに数えられた。
社殿については慶長時代以降何度かの再建・修復かを経ているが、現社殿は1938(昭和13)年11月3日に総檜造で造営・正遷座され、第二次大戦末期の空襲においても罹災せず、都内有数の木造神社建築となっている。
以下は遷座祭の模様を収めた貴重な動画。
境内紹介
各線渋谷駅から明治通りを恵比寿方向に進むと、東交番前交差点の角に商和稲荷神社が鎮座している。
ここを越えた次の路地を左に曲がると参道の入口が見えてくる。
表参道の社号標、その奥に一の鳥居。
境内は全域が渋谷区の保存樹林(樹林面積11,259平方メートル、区内3位の規模)に指定されている。
境内の一部は「氷川の森公園」として整備されており、江戸郊外三大相撲の一つ、金王相撲の名残を伝える土俵がある。
これを通り過ぎると北側からの参道と合流し、石段を上って二の鳥居をくぐることになる。
拝殿の周囲は二重にフェンスに囲まれており、神域がしっかりと護られている。
壮大な流造の本殿は、境外からわずかに覗ける。
境内社
拝殿向かって右側にある境内社の八幡神社(品陀和気命)と秋葉神社(火産霊神)。
元はこちらに本殿があったようだ。
境内社・厳島神社(市杵島姫命)と稲荷神社(宇迦御魂命)。
御朱印
渋谷氷川神社の御朱印は拝殿向かって左手の社務所にていただける。
初穂料300円。
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