厳嶋神社(抜辨天嚴嶋神社)
御祭神:市杵島姫命
社格:旧無格社
所在地:東京都新宿区余丁町8-5
最寄駅:東京メトロ副都心線 東新宿駅
都営地下鉄大江戸線 東新宿駅
URL:http://blog.shinjuku7fukujin.net/?eid=1133504
御由緒:1086(応徳3)年、当時陸奥守兼鎮守府将軍であった八幡太郎義家は、後三年の役に介入すべく奥州へ下向する。
その道中において当地で宿営し、市杵島姫命の霊夢を見たため、高所であった当地から富士と安芸国厳島神社を遥拝し戦勝祈願したとされる。
義家は後三年の役鎮定後、神恩に感謝し、社殿を建て市杵島姫命を奉斎したのが当社の創建と伝わる。
境内には霊井があり、旱魃の年でも枯れることがなく、この水には病苦除けや火防の御神徳があったという。
江戸時代に入ると、参道が南北に通り抜けられ、義家が苦難を切り抜けた故事に因み「抜弁天」として庶民からの崇敬が篤く、本所・州崎・滝ノ川・深川・不忍池の各所と共に江戸六弁天の一つに数えられている。
またこの頃、稲荷社・淡島社を相殿としていた記録も残る。
1945(昭和20)年の空襲により社殿を焼失したが、戦後間もなく仮社殿が建てられ、新たに神池も造営された。
1960(昭和35)年に社殿が再建されており、現在は新宿山ノ手七福神の弁財天となっている。
最寄りは東新宿駅と記載したが、大江戸線の若松河田駅もほぼ同距離。
抜弁天通り(都道302号・靖国通りの支線)と団子坂下との交差点に鎮座する。
境内は大変狭いのだが、とても雰囲気が良い。
南側に手水と鯉が泳ぐ弁天池が設けられている。
池は淀みもなく透き通った水を湛え、細やかな手入れが施されている。
厳嶋神社(抜弁天) 御朱印。初穂料300円。
毎年1月1日~7日までは当社で拝受できるが、それ以降は西向天神社での授与となる。
なお、当社を含めた新宿山ノ手七福神は通年で巡拝可能である。
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