浅草橋須賀神社

2014年9月12日


御祭神:素盞鳴尊
社格:旧郷社
URL:http://www.k3.dion.ne.jp/~sugasuga/
所在地:東京都台東区浅草橋2-29-16
最寄駅:JR中央線・総武線 浅草橋駅
都営地下鉄浅草線 浅草橋駅
御由緒:西暦601(推古天皇9)年の夏、武蔵国豊島郡に疫病が流行した。
村民等が牛頭天王に病難平癒を祈願したところ、尽く快気するという神徳が顕われたため、当地に祠を創建したとされる。
「求涼雑記」「江戸名所図会」等に、村上天皇の御代・天暦年間(947~957)に神祠が存在していたとの記録が残る。
1639(寛永16)年には徳川家光・家綱らの下で幕府老中首座を務めた松平伊豆守信網が、奉行であった神尾備前守元勝、朝倉石見守在重に命じ社殿を造替している。
江戸時代には、祇園社、蔵前牛頭天王、団子天王、笹団子天王などとも称され、氏子に旗本・御家人が受け取る俸禄米流通の代理・仲介や金融業を営む「札差」が多く、当社の祭礼は札差の財力を背景にして盛大であったという。
明治維新後の神仏分離令により、別当の宝現院大円寺から分離し、社号を須賀神社と改称した。
1923(大正12)年の関東大震災、1945(昭和29)年の空襲でいずれも被災しており、1961(昭和36)年に鉄筋コンクリート造にて社殿や社務所等の施設が再建された。


浅草橋駅から江戸通りを北へ。柳橋二丁目交差点を通過して100m弱進んだ左手に東面して鳥居が建っている。
正面を幹線道路、周囲はビルに囲まれた社地ではあるが、穏やかで落ち着いた佇まいを見せる。

浅草橋須賀神社 御朱印。初穂料300円。境内右手の社務所にて受けられる。
気さくな宮司様としばし御朱印談義をさせていただいた。