練馬大鳥神社

練馬大鳥神社

概要

江戸時代初期の正保2年、当地に飛来した三羽の鶴の霊を祀り、のち和泉国一宮大鳥神社の御分霊を勧請し創建された。
11月には酉の市が開催され、大いに賑わう。

御祭神 天之日鷲命・鶴之霊神
社格
鎮座地 東京都練馬区豊玉北5-18-14
最寄駅 都営地下鉄大江戸線 練馬駅
西武鉄道池袋線 練馬駅
URL http://torinoichi.info/

御由緒

社伝によれば、江戸時代初期の1645(正保2)年、中荒井村に三羽の鶴が飛来した。
村人は瑞祥なりと歓喜して保護したが、後に開村の旧家・森田文庵の屋敷地内で死んだ。
鶴は霊鳥とされていたことから、村人は小祠を造り祀ったという。
後世、当地に社殿を造営し、和泉国一宮・大鳥神社の御分霊を勧請して合祀したのが創建とされる。
以来、近隣の人々の崇敬篤く、また土地の発展もあり、1966(昭和41)年9月には宗教法人化された。
毎年11月酉の日の祭礼では、近在から数万人を集める酉の市が立ち、大いに賑わう。

境内紹介

練馬大鳥神社 社頭練馬大鳥神社 社号碑
最寄りは練馬駅。
南側を走る千川通りの「練馬駅前」信号を横断し右手へ。
最初の角を左に入るとまもなく社頭にいたる。
練馬大鳥神社 手水舎練馬大鳥神社 神名碑・社号碑
手水舎の後方に、1873(明治6)年の神名碑と1877(明治10)年の社号碑。
練馬大鳥神社 社殿練馬大鳥神社 蟇股・木鼻彫刻
練馬大鳥神社 御神紋練馬大鳥神社 神楽殿
現社殿と神楽殿は鉄筋コンクリート造で、ともに1984(昭和59)年に改築されたもの。
蟇股や木鼻の彫刻は、旧社殿からの移設だろう。

境内社

練馬大鳥神社 石薬師如来練馬大鳥神社 薬師如来像
境内には石薬師如来と呼ばれる堂宇があり、舟形光背浮彫の薬師如来座像が安置されている。
もとは豊玉北5-23の往来に祀られていたといい、この境内に遷された時期は不明。
古くより眼病治癒の霊験ありとされ、絵馬が頒布されている。
また、地元の商店会「おとり様商店会」の主催で8の付く日に「石薬師市」が開かれる。

酉の市

練馬大鳥神社 酉の市 社頭練馬大鳥神社 酉の市 社殿
練馬大鳥神社 酉の市 熊手露店練馬大鳥神社 酉の市 熊手商
酉の市の際には千川通りにも多数の奉納提灯が掲げられ、駅前から神社まで人波で溢れる。

御朱印

練馬大鳥神社 御朱印

当社は中井御霊神社が兼務しており、通常は無人。
酉の市と8の付く日に当社授与所で御朱印が受けられる。

練馬大鳥神社の地図