赤堤六所神社
概要
安土桃山時代の天正12年12月、平貞盛の子孫・服部貞胤が府中の六所宮(現・府中大国魂神社)を勧請・創建したとされる赤堤総鎮守。
創建と同時期に中興開山された西福寺が別当寺を務めた。
御祭神 | 大国魂命・伊弉冊尊・素戔嗚尊・布留大神・大宮売命 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都世田谷区赤堤2-25-2 |
最寄駅 | 東急電鉄世田谷線 松原駅 小田急小田原線 豪徳寺駅 |
URL | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/setagaya/2950 |
御由緒
1584(天正12)年12月、平貞盛の子孫である服部貞殷が府中の六所宮(現・大國魂神社)を勧請し、創建したと伝えられる。
※この由緒には疑義が生じており、史料が焼失したため誤認が発生している可能性が高い。
赤堤を所領として与えられた徳川家康の家臣・服部定信により創建されたのが事実と見られる。
なお、服部貞殷は江戸中期の人物である。
服部家の祈顧所であったが、一般の尊崇も篤く赤堤村の産土神とされ、高野山宝塔院の末寺として中興開山された光林山持明院西福寺(現・赤堤3-28-29)が別当寺を担った。
1787(天明7)年9月社殿を再建している。
1874(明治7)年には赤堤村村社と定められた。
現在の本殿および神楽殿は1969(昭和44)年に造営されたものである。
境内紹介
世田谷線の松原駅で降り、線路を右手に見ながら三茶方向へ南進。
しばらく歩くと道が左に曲がり、参道入口にいたる。
隣には当社が1956(昭和31)年に設立、運営する赤堤幼稚園がある。
社叢が豊かに生い茂り、神聖な空気に包まれながら参道を進む。
二の鳥居を過ぎると左に手水舎。
傍らには1781(安永10)年奉納の水鉢が、役目を終え余生を過ごしながら現役を見守る。
鬱蒼とした社叢を抜け、陽の光が降り注ぐ拝殿前へ。
社殿の印象的な赤が、周りの緑と鮮やかな調和を魅せる。
境内社
拝殿左手に境内社の合祀殿。
天祖神社・子安神社・御嶽神社・大鳥神社・神明社が祀られている。
また、その奥本殿脇に松沢稲荷神社(倉稲魂命)。
参道途中、水を湛えた神池の中央には厳島神社(市杵島姫命)が鎮座する。
鳥居の傍らには舞い踊る天宇受売命の御姿が描かれた奉納碑も。
画は赤堤に在住した漫画家の故・杉浦幸雄氏が書いたもの。
御朱印
初穂料300円。
参道途中右手の社務所にてお願いできる。
以前の御朱印
現在とは朱印とともに捺される印判の図案が異なっている。
赤堤六所神社の地図
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