久我山稲荷神社
御祭神:保食神
相殿神:大日孁貴神(天照大神の別称)
社格:旧村社
所在地:東京都杉並区久我山3-37-14
最寄駅:京王電鉄井の頭線 久我山駅
URL:http://www.shimotakaido.org/hachiman/kugayama/index.htm
http://k-g-y.sakura.ne.jp/
御由緒:創建に関しては、旧別当寺であった久盛山弥勒院光明寺が焼失後、廃寺となったため詳細が不明。
古くから当地久我山の鎮守社であったという。
1907(明治40)年4月に字北原に鎮座していた天祖神社を合祀している。
1941(昭和16)年2月に村社に列格した。
毎年7月23・24日に湯の花祭り(夏祭り)が行われており、湯立て神事と湯の花神楽が奉納される。
これは疫病が流行した際に神託があり、村人が神楽を奉納祈願したところ、流行が終息した故事によるものである。
明治の一時期、日清戦争の影響で祭りを中止した際に赤痢が蔓延したため復活し、現在に至るまで続けられている。
湯立て神事が現在も斎行されているのは都内でも珍しい。
久我山駅南口からすぐに右折、神田川左岸の遊歩道を上流に向かって進む。
交差点までたどり着いたら右折し、坂道を20~30mも上ると左側の角地に社頭がある。
当社は下高井戸八幡神社の兼務社だが、管理は氏子さんにより充分に行われているのであろう。
施設も整い、とてもよく整備されている。
境内末社は八雲神社(御祭神・大己貴神)と天満天神社(御祭神・菅原道真公)。
また、1703(元禄16)年造の庚申塔が参道石段の脇に。
村人はこの庚申塔に砧の槌を納めて養蚕業の無事を祈願していたといい、この槌を借りてきて患部を叩いたり撫でると平癒したという。
久我山稲荷神社 御朱印。初穂料300円。
拝受は本務社の下高井戸浜田山八幡神社にて。
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