上青木氷川神社
御祭神:素盞嗚命・櫛稲田姫命
相殿神:大日霊貴命・大山祇命(御獄社)・菅原道真(天神社)・誉田別命(八幡社)・倉稲魂命(稲荷社)
社格:旧村社
URL:http://www.saitama-jinjacho.or.jp/shrine/9252/
所在地:埼玉県川口市上青木2-27-26
最寄駅:埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷駅
国際興業バス 川05・川05-2系統 上青木二丁目停留所
御由緒:室町時代中期、1470(文明2)年の創建とされる。
新編武蔵風土記稿によれば、旧青木村が上下ニ村に分村される際、もとの鎮守であった下青木村の氷川明神(現・鎮守氷川神社)の御分霊が勧請されたという。
江戸時代には1715(正徳5)年に本殿及び拝殿再建、1806(文化3)年に拝殿修繕などの記録が残されている。
明治初年の神仏分離により、修験道の寺院であった旧別当・明達院の院主は復飾して土屋喜三郎と名乗り社掌となった。
1873(明治6)年4月には上青木村の村社に列格されたが、1889(明治22)年4月1日には上青木村・下青木村・前川村が合併し青木村となっている。
鳩ヶ谷駅から1.4kmほど西、芝川の河畔近くに鎮座している。
他の交通機関としては、川口駅や蕨駅から出ている国際興業バスの上青木二丁目バス停が近くにある。
なお、本務社の鎮守氷川神社との距離は徒歩で約1.4km。
快晴の青空に映える境内、そして神明造りの社殿。
社地は郊外の住宅や小さな町工場が立ち並ぶ地域の一角で、非常に静寂な空間が保たれている。
鎮守氷川神社同様、修験道の寺が別当だったことから、不動尊堂が残されている。
境内末社は天神社が一社、ほかに合殿が三社。
天神社については1976(昭和51)年に上青木1丁目から遷されたことが記されている。
他の末社については殿内を覗くと、それぞれに神像や御幣が安置されているのみで、社号や説明書きなどはない。
新編武蔵風土記稿を見る限り、上青木村には配祀神として当社に合祀されている御獄社・天神社・八幡社・稲荷社のほかに、天神社三宇、富士浅間社、稲荷社二宇が鎮座していたようである。
また寺持ちの天神社や稲荷社、三十番神社もあったようなので、これらが遷されてきているのではないだろうか。
本殿裏手の合殿には熊野社が祀られているという情報もある。
参考:全国熊野神社参詣記
上青木氷川神社 御朱印。初穂料500円。
通常無人だが、御朱印は本務社・鎮守氷川神社の授与所に申し出ると受けられる。
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