大洗磯前神社

2016年8月14日


大洗磯前神社には、冒頭で触れた清良神社以外に計13の末社が鎮座している。
社殿向かって右手に大神宮(天照皇大神)・静神社(建葉槌命・手力雄命・高皇産霊尊・思兼神)・水天宮(天御中主神・安徳天皇・建礼門院二位尼)の合殿。
反対の左手側には八幡宮(玉依比賣命・大帯姫命・応神天皇)・水神社(罔象女命)・大杉神社(大物主命)の合殿。

八幡・水神・大杉社合殿のそばには、大黒天と恵比寿の木像が納められた祠。
正式な末社というわけではなさそうだが、内に坐す木像は立派なもの。



境内西側の駐車場近くに鎮座する烏帽子厳社の御祭神は烏帽子厳神。
「烏帽子岩」と呼ばれる磐座を祀る。
さらに西側の奥に茶釜稲荷神社へ続く参道。
茶釜稲荷の御祭神は倉稲魂命。


玉垣内には「大甕磯神社」「櫛形山神社」と刻まれた碑が存在しており、合祀されている模様。
祭神・由緒とも不明だが、大甕磯神社は日立市・大甕神社との関係が推測できる。


與利幾神社。御祭神は建御名方命。
独立した本殿を持ち、他の境内社とは別格の扱い。
ここには神奈川県伊勢原市・大山阿夫利神社の分社、石尊宮も鎮座している。

御嶽神社は境内北東側に。
国常立命・大己貴命・少比古名命を祀る。


大洗磯前神社 御朱印帳。初穂料1,000円。
爽やかな青系を基調として、御祭神出現地である神磯の風景が描かれている。

大洗磯前神社 御朱印帳。初穂料300円。
御朱印・御朱印帳とも随神門内の境内右手にある社務所窓口にて。

おまけ

神磯のすぐそばに、江戸末期創業の老舗旅館「小林楼」がある。
周辺では最も歴史ある旅館で氏子総代も務めているそうだ。
客室から神磯と鹿島灘が一望できるロケーションに加え、こちらで提供される食事の調理には、実は御神水が使用されている。
旅館「小林楼」の詳細はこちらで。(じゃらんnet)