椙森神社
概要
江戸三森のひとつに数えられた稲荷神社で、日本橋七福神の恵比寿を祀る。
江戸時代には富くじ興行が多く行われ、これを記念した富塚碑がある。
御祭神 | 倉稲魂大神・素盞鳴大神・大市姫大神・大己貴大神・四大神・恵比寿大神 |
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社格 | 旧村社 |
鎮座地 | 東京都中央区日本橋堀留町1-10-2 |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線 人形町駅・小伝馬町駅 都営地下鉄浅草線 人形町駅 |
URL | http://www.geocities.co.jp/suginomori2/ |
御由緒
平安時代前期の931(承平元)年頃の創建とされる。
940(天慶3)年、俵藤太秀郷が平将門追討の折、当社に祈願したのち討伐を果たし、その報賓の証しとして白銀の狐像を奉納したという。
1466(文正元)年には太田道灌が雨乞いの祈願をしたところ霊験があり、京都伏見稲荷の伍社大神を勧請し配祠した。
さらに1661(寛文元)年、恵比寿大神を合祀している。
江戸時代には烏森神社・柳森神社とともに江戸三森の一つに数えられ、諸大名や庶民の崇敬を集め、花相撲や富興行等も数多く行なわれていた。
関東大震災で社殿が全焼し、1931(昭和6)年9月に鉄骨鉄筋コンクリート造にて再建された。
1945(昭和20)年3月の大空襲では、神社だけではなく氏子の大部分も焼失を免れたという。
境内紹介
最寄駅は小伝馬町駅。
3番出口を出て左手に進み、最初の角で左折した道沿いに社頭がある。
人形町駅からはA5出口を右に出て最初の信号で右折し道なりに400mほど。
東側と西側それぞれに鳥居があるが、西側に社号標があるので、一応こちらが正式な参道か。
社号標は東郷平八郎謹書。
西側から入るとすぐに手水舎、その隣にかつて開催された富くじ興行を偲ぶ富塚がある。
富くじの興行は限られた社寺にしか許されていなかったことからも、当社の隆盛が伺い知れる。
椙森の狛犬さんたちは穏やかなお顔立ち。1933(昭和8)年造。
1931(昭和6)年造の御社殿とともに戦火を逃れた歴史の証人だ。
神輿
御朱印・御朱印帳
御朱印
椙森神社と日本橋七福神の恵比寿神の御朱印。
初穂料は各300円。
拝殿向かって右手に授与所があるので、そちらでお願いする。
例大祭
大祭時には印判が追加される。
富の日御朱印
椙森神社では毎月13日および10月3日を「富の日」としており、富の一字が書かれた御朱印が授与されている。
御朱印帳
椙森神社 御朱印帳。初穂料1,500円(御朱印分は別途)。
同柄の色違いで黄色もある。
表紙の裏面には江戸時代の富くじを模した富籤御守護が貼られている。
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